フジトミ証券株式会社は投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

コラム

マーケット情報

消費動向調査から見る-家電製品等の普及率

2018年01月16日

20180116tittle

皆様、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

投資に役立つ情報って何か無いかといつも探している私ですが、気になるデータを見つけたのでご紹介します。

今回ご案内するデータは、内閣府発表の「消費動向調査」です。

消費動向調査は、今後の暮らし向きの見通しについて消費者の意識や各種サービスへの支出予定などを全国5218万世帯の中から選ばれた8400世帯に行う調査です。

調査結果の中には面白いデータがたくさんありますが、今回注目したいデータが「主要耐久消費財の普及率の遷移(二人以上の世帯)」です。

この調査でわかることは、消費財が各世帯にどの程度普及しているかです。

例えば「温水洗浄便座(俗に言うウォシュレット)」の2017年普及率は79.1%です。調査開始の1992年時点での普及率は14.2%でしたので、25年間で一気に普及したことがわかります。

早速ですが、2017年データと調査開始年のデータを比べてみたいと思います。

温水洗浄便座
14.2(1992年)⇒ 79.1

洗髪洗面化粧台
26.2(1992年)⇒ 71.3

システムキッチン
24.4(1992年)⇒ 66.4

温水器
21.0(1983年)⇒ 46.4

衣類乾燥機
5.4(1983)⇒ 56.3

食器洗い機
21.6(2005年)⇒32.4

ファンヒーター
18.5(1983年)⇒52.3

ルームエアコン
0.4(1961年)⇒ 91.1

空気清浄機
35.8(2007年)⇒ 42.6

カラーテレビ
0.3(1966年)⇒99.6(2011年)⇒96.7
内ブラウン管テレビ
97.4(2005年)⇒19.0(2013年)⇒ -

光学プレイヤーレコーダー
19.3(2002年)⇒ 73.4

ビデオカメラ
7.1(1974年)⇒ 38.6

デジカメ
22.7(2002年)⇒ 77.0(2013年)⇒ 63.0

PC
11.7(1987年)⇒ 76.7

タブレット
20.9(2014年)⇒ 34.3

FAX
5.5(1992年)⇒55.1

携帯電話
78.6(2002年)⇒ 93.0
内スマートフォン
54.7(2014年)⇒ 69.7

乗用車
2.8(1961年)⇒ 86.4(2003年)⇒79.1

——-

収入が増えてくると生活に余力が生まれますので買い控えていた消費財を購入するのが自然の流れなのですが、こうしてみてみるとほとんどの商品の普及率が上昇しています。

意外だったのが洗髪洗面化粧台やシステムキッチンです。

洗面台って私が子供のころからあったような気がしていましたが、普及率をみると1992年時点で26.2%ですので私の記憶違いなのかもしれません。

カラーテレビの普及率は、2011年の99.6%をピークに減少傾向にあります。2017年の普及率は96.7%ですので100世帯のうち3世帯ではテレビが無い世帯です。

インターネットの普及でテレビが無くても生活に支障がない世の中になってきているようです。

PCについては2010年以降、76%から79%前後で停滞しています。タブレットやスマートフォンが普及し、PCがなくてもPC同様のことがおこなえますので、このあたりがピークとなる可能性がありそうです。

乗用車は、若者の車ばなれの影響なのか2003年の86.4%をピークに減少しており、現在の普及率は79.1%となっています。

まだまだ伸びシロがありそうなのが「温水器46.4%」「衣類乾燥機56.3%」「空気清浄機42.6%」です。

これらの普及率はまだ50%前後ですので今後新規で購入する余地がまだあります。
これから普及率は向上していくでしょうか。

「温水器」「衣類乾燥機」「空気清浄機」これらに携わっている会社について調べる価値がありそうですね。

興味がある方は、内閣府ホームページをご覧ください。

統計表一覧:消費動向調査-(内閣府)
http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/shouhi.html

それでは今日も素敵な一日になりますよに。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。

新規口座開設キャンペーン開催中

コンサルタント取引限定キャンペーン1

コンサルタント取引限定キャンペーン2

一覧へ戻る

各種資料請求・WEBセミナー