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日経平均株価の構成銘柄ってどんな企業が採用されているの?

2019年02月15日

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

昨日に引き続き日経平均株価についておさらいしてみたいと思います。

日経平均株価に採用されている銘柄の数は全部で225銘柄です。ちなみに東証1部に上場している銘柄の数は2019年1月31日時点で2129社ですので東証1部で日経平均株価に組み込まれている割合は10%程度となります。

どんな会社が指数に採用されているのかご存知ですか?
まずは業種からご案内します。下は日経平均株価に組み込まれている業種とその企業数です。

ごらんのように業種によって組み込まれている企業の数が異なります。最も多いのが「電気機器」の27社で、最も少ないのが「輸送用機器」となっています。現在輸送用機器に関しては採用社数が0社です。

日本を代表する優良・有名企業が多く採用されています。気になる業種はありますか?

個人的に気になるのが「証券」です。
「証券」で採用されている企業は3社あります。どの証券会社だと思いますか。

正解は、大和証券G松井証券野村HDの3社です。

昔は野村、大和、日興、山一の4社を四大証券なんて言いましたが、今は野村証券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の5社を5大証券なんて言ったりします。

この5社が日経平均に採用されているのかというとそうではありません。採用されているのは大和と野村の2社だけで、代わりに採用されているのが松井証券です。ネット証券の松井証券が日経平均に採用されていることは時代を表しています。

私達消費者の生活に直接影響を与える鉄道網は8社が日経平均株価に採用されています。

鉄道の採用銘柄
JR西日本JR東海、JR東日本、小田急、京王、東急、東武、京成の8社です。

私鉄で日経平均株価に影響を与えているのは東京近郊を走る5社になります。それ以外の路線は日経平均に採用されていませんので、鉄道に関しては首都圏の動向が大きな影響を与えています。裏を返せばそれ以外のエリアの情勢は日経平均に影響ないことになります。

インフラ関係では、電気が中部、関西、東電HDの3社、ガスが東京ガスと大阪ガスの2社となっています。電気・ガスについても東京や大阪など大都市でサービス提供している企業が採用されています。

大都市部でサービスしている企業はそれだけ売上の規模が大きくなりますので地方よりも日本経済に与える影響は大きくなります。そのため、採用される企業は偏ってしまうのかもしれません。

2017年版中小企業白書によれば日本の企業数は大企業が1.1万社、中小企業が380万社あるそうです。その内、東証1部の上場している企業は2129社でさらに日経平均株価に採用されている企業はわずか225社しかありません。

毎日様々な企業に関するニュースが報道されていますが、その企業が日経平均株価の構成銘柄なのかどうか、それを知っておくと投資の楽しみが広がるかもしれません。

気になる企業があったら調べてみてください。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
・日経平均騰落寄与度ヒートマップ
https://www.nikkei.com/markets/kabu/nidxprice/
・2017年版中小企業白書概要
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H29/PDF/h29_pdf_mokujityuuGaiyou.pdf

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