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台風と計画運休への備え

2019年08月20日

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

皆様、お盆休みは如何お過ごしでしたでしょうか。

お盆期間中、台風10号が上陸した関係から山陽新幹線などで計画運休が実施され、各地で足止めを食らった方なんかも多かったのではないでしょうか。

私自身は、これまで計画運休の影響を受けたことはないのですが、首都圏でも台風が直撃した時などには、計画運休が実施されるようなので、出先で足止めを食らわないよう注意を払う必要がありそうです。

去年、首都圏でも計画運休が実施されました。それが、昨年の台風24号です。
2018年9月30日、JR東日本は、計画運休が実施され20時以降、山手線を含んだ首都圏を走るすべての在来線が運休にしました。
この日は土曜日だったため、大きな混乱はありませんでしたが、平日に計画運休が実施されると、大量の帰宅難民が発生することにもなりそうです。
これまでは、台風が来ると「電車が止まるかも!?」でしたが、今後は、「電車が止まる!」と思っておいても損はなさそうです。

台風が直撃する可能性がある時には、どのような進路になるのか注意が必要ですね。

そもそも計画運休とは、何日~何日もしくは何時~何時というふうに、あらかじめ運休することを利用者に通告することによって、混乱を避けるように促す方法です。
あらかじめ、お休みと言っておけば、利用者は他の方策を探したり、予定を変更したりするでしょう。
問題は、天気予報と同じように「台風が8月12日に関東に上陸予定」という案内を早めに出したものの、台風が別のルートで通過してしまった場合に、批判が起こる可能性があるということだと思います。

計画運休には、その微妙なタイミングが要求されるでしょう。。。

ところで、毎年どのくらいの数の台風が日本列島に上陸しているかご存知ですか。
今年は台風10号まで10件の台風が発生し、そのうち3件が日本列島に上陸しました。今年は3割の確率で台風が上陸している計算になります。

気象庁ホームページによると、1951年以降に発生した台風は1792件で、そのうち日本列島に上陸したのは、204件でしたので、発生した台風が日本列島に上陸したのは11%でした。
過去の統計と比べて今年は台風の当たり年ですね。

平均すると年間26件台風が発生していますので、今年も例年と同じくらいの台風が発生するとすれば、あと16件ほどの台風が発生し、そのうち何件かは日本列島に上陸すると言えそうです。

特に8月から9月に掛けてもっとも日本列島に台風が上陸する季節のピークで10月に上陸するのは数年に1度、11月に上陸したのは1990年に一度あっただけでした。

台湾では、台風がやってくると各地方自治体の首長の判断で休みになる「颱風假(タイフォンチャー)」という制度があってその日は会社も休みになるそうです。

今すぐ、台風で会社が休みになるなんてことはなさそうですが、働き方改革から日本でも台風が来たら会社が休みになるなんて時代がやってくるかもしれませんね。

ということで、首都圏を直撃する台風がいつやってくるのかは解りませんが、いつかは必ずやってきますので、計画運休になったらどうするか。今のうちに考えておいた方が良いかもしれませんね。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
・台風の上陸数(2018年までの確定値と2019年の速報値)
https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/statistics/landing/landing.html
・台風の発生数(2018年までの確定値と2019年の速報値)
https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/statistics/generation/generation.html

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