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コラム

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下げ材料が上げ材料になる

2019年06月06日

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

明日は5月の雇用統計発表日ですが、市場はどんな反応するでしょうね。

というのも日本時間5日水曜日21時15分に発表されたADP雇用者数は予想18.5万人増を大きく下回る2.7万人増という結果でした。

本来、雇用者数が予想を大きく下回ることは下げ材料となる訳ですが、今回に限っては「利下げ材料」として解釈されたため株式市場にはプラス材料として捉えられました。

そのため昨晩のNYダウは寄り付きからプラス圏での取引となっています。


(出所:TradingViewによるNYダウチャート

このことは明日の雇用統計ではどう判断されるのでしょうね。

雇用統計の事前予想は次のとおりです。
・失業率 3.6%
・非農業部門雇用者数 +18.5万人

シナリオ1 ADP同様非農業部門雇用者数が大きく減少した場合

雇用者数の増加が予想を大きく下回った場合、経済が減速傾向にあると判断され、FOMC利下げの判断材料として評価される可能性があります。そのため、雇用者数増加が少なかったとすれば株式市場にとってプラスと判断される可能性があります。

シナリオ2 非農業部門雇用者数が予想どおり高水準だった場合

素直に考えれば雇用者数が大幅増加しているということは経済にとってプラスなので好調な雇用統計の結果を好感し、株価が上昇する可能性があります。

私の考えるシナリオではどちらも上昇となってしまいました・・・。

もちろん、雇用統計の結果よりもトランプ大統領の発言や米中貿易問題、メキシコの関税などの強烈な材料で相場が動く可能性も高いので何とも言えませんが・・・。

どちらにしても週末は相場が大きく変動する可能性が高そうなので注意したいですね。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


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