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トンガの火山噴火と飛行機、船舶の往来

2022年01月18日

皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。

昨日のウェザーニュースの記事ですが、1月17日午前9時10分頃、トンガ火山の大規模噴火の衝撃波「空振」が地球を1周して再び日本に到達した可能性が高いとのことでした。

衝撃波が地球を周回したと言う話を聞いて、旧ソ連(ロシア)の水爆を思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。

1961年、旧ソ連は史上最大の水素爆弾「ツァーリ・ボンバ」の爆破実験をおこないました。広島、長崎の原爆の約1500倍の威力を持つ核爆弾の衝撃波は地球を3周したと言われています。

今回の噴火は地球を周回するほど大規模なもので、火山の陸地部分はほぼすべて消滅してしまいました。

現地の状況があまりわかりませんが、トンガ周辺には、オーストラリア、ニュージーランド以外にもキルバス、クック諸島、サモワ、ソロモン諸島、ツバル、ナウル、ニウエ、バヌアツ、フィジー、マーシャル諸島、ミクロネシアなどといった小さな島国が点在しています。

噴火の直接的被害の他に、物流遮断などが起きていないか心配ですね。

ちなみにトンガは、南太平洋上に散在する4つの諸島と169の島で構成される王国です。面積は720平方kmと対馬と同じくらいの大きさで10.4万人の人が暮らしています。トンガの輸入依存度は57.1%ととても高く、国民所得の半分以上を輸入に頼っています。

輸入品目で一番多いのが飲料、3番目に多いのが食料です。物流が途絶えると食料品が調達できなくなるので死活問題です。

トンガ近辺の航空機や船舶の現在地はFlightrader24やMarineTrafficで確認することができます。

Flightrader24
https://www.flightradar24.com/airport/tbu
MarineTraffic
https://www.marinetraffic.com/ja/ais/home/centerx:179.0/centery:-19.8/zoom:4

2022/1/18 9:59時点でのデータでは、周辺のフィジーやサモワ、クック諸島から飛行機が離着陸しており、船舶の往来も確認できたので、完全に物流が遮断されているわけではなさそうです。

トンガのみなさんの生活が早く正常に戻ることを願っています。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。


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