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トルコリラ安が南アランド安を誘発する。

2018年08月13日

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

先週から続いているトルコリラの急落が他の新興国通貨の下落を誘発してしまいました。

本日その火種が飛んできたのが、南アフリカランドです。

ここ1年以上続いていたトルコリラの下落をよそ目に南アフリカランドは堅調な動きをしていましたが、ここにきて急落してしまいました。

大きく値を崩したのが8月13日10時28分ごろで、その時の値動きはご覧のような動きでした。

南アランド円(くりっく365)-1分足

※チャートはフジトミの取引画面から

ご覧のチャートはくりっく365のものなので、出来高を知ることができます。急落した10時28分直後の出来高は30000枚ほどありました。取引所がホームページで公表している南アランド円の8月10日現在での建玉数量は約20万枚でしたので、その15%に相当するボリュームが10時28分前後の下げによって約定したようです。

南アランド円を日足でみるとご覧のような状況です。

南アランド円(くりっく365)-日足

※チャートはフジトミの取引画面から

南アランド円相場は、先週後半以降1円以上下落しています。先週の半ばまで8.3円水準で取引されていたものが7円を割り込み6.96円まで一気に下げましたので下落率は、わずか3日で15%以上値を下げた計算になります。

今回、トルコリラ安の影響によって、同じ新興国通貨である南アフリカランド安を招いてしまいました。

トルコのエルドアン大統領はアメリカに対して強気の姿勢を見せていますが、その影響が対岸にいるはずの南アフリカ経済にも影響を及ぼしています。

8月13日14時07分現在、トルコを取り巻く環境は収束の様子を見せていません。

トルコリラ騒動は終わりが見えない状況だと思います。トルコリラ円などだけでなく、他の新興国通貨にも影響を及ぼしていますので、南アランド円やメキシコペソ円、ポーランドズロチ円など新興国通貨ペアを取引されている方は、普段よりも証拠金を厚めにしてリスクに備えることをお勧めします。

この問題。早めに解決して欲しいですね。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。

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