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タンカーとホルムズ海峡

2019年06月14日

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

昨日に引き続き原油のお話しです。

国華産業が運行するコクカ・クレージャス(Kokuka Courageous)が日本時間午前11時45分ごろ攻撃を受け、その影響から原油価格が上昇しました。

東京商品取引所で取引されているドバイ原油の値動きはご覧のようになりました。

ドバイ原油-1分足

タンカーが攻撃されたことが報道される前のレートは37,750円でしたが、その後は上昇し39,270円まで上昇しました。

一晩で1520円も上昇してしまいました。

タンカーが攻撃されたのはホルムズ海峡を抜けてオマーン湾のに差し掛かったあたりです。

ホルムズ海峡周辺地図-Googlemap

この海域は毎日多くのタンカーが往来しています。

日本の場合、国内で原油はほとんど取れませんので、海外からの輸入に頼っており、そのほとんどは中東からのものです。

日本の原油輸入-2019年4月

2019年4月の原油輸入量は1448万キロリットルでしたがそのうち88.7%は中東産になります。

日本のエネルギーのほとんどは中東からもたらされたものになります。日本が頼っているサウジアラビア、UAE、クウェート、カタールはいずれもペルシャ湾に面している国でそれらの国から原油をタンカーで運ぶとなればどうしてもホルムズ海峡を通過せざるを得ない状況です。

この海域で問題が起きると日本を含む東アジア経済に大きな影響を及ぼしますので、早期に解決に期待したいですね。

今週もありがとうございました。

来週月曜日は作者都合によりコラムの更新はございません。ご了承ください。それでは良い週末をお過ごしください。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。


参考文献:
・経済産業省
https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/sekiyuso/result.html

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