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コロナと消費性向

2021年10月26日

皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。

昨日からコロナ感染防止への協力要請が解除されましたが、ご自身の行動に変化はありましたか?
これから徐々に変化が生じてくるのかもしれません。
しかしながら、コロナへの新規感染者数はめちゃくちゃ減りましたね。

昨日の東京の新規感染者数は17人でした。ほんの2か月前は連日5,000人を上回る感染者数だったことを思うと信じられないほどの減少です。

ちなみに私が住む川崎市の昨日の新規感染者数はなんと「0人」でした。信じられません。

もしもこれがハリウッドのパニック映画だったとすれば、このタイミングでエンドロールが流れてもおかしくない、そのぐらい事態が好転しているように感じます。

この減少がワクチンの効果なのかそれともコロナウイルスの感染力低下によるものなのか分かりませんが、いよいよ日本でも経済活動再開の時がやってきたのかもしれません。

これまでは長く続いたコロナ禍の生活の影響で、将来への不透明感から支出を制限する人が多かったようですが、足元でこれだけ感染者数が減少すると消費者の心理に大きな変化が生じてもおかしくありません。

制限されていた消費欲求が一気に開放され、爆発的に消費性向が高まる可能性もあります。

数字で見るとどうでしょうか。経済の動向を知る上で欠かせないのがGDP(国内総生産)です。

下の図は支出面から見た日本のGDPです。

日本のGDP

出典:内閣府 作成:フジトミ証券

グラフが示すように日本の消費の半分以上が「民間最終消費支出」で構成されています。
従って、民間消費の増減は日本のGDPにとても大きな影響を及ぼしています。

直近の例で言えば、東日本大震災があった2011年3月以降や今回のコロナウイルスの感染拡大があった2020年3月以降などのGDPは直前と比べて大幅に減少していますが、これは民間最終消費支出が減少したことが最大の要因です。

アフターコロナによって民間消費支出が増加すれば、GDP全体のボリュームも大きくなり日本経済が活性化されることが期待できます。

このままコロナが収束に向かい、経済が活性化されることに期待したいですね。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
内閣府

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