皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

20日のNYダウは7営業日ぶりの下落となり連休前の16日終値と比べ254ドル安の24964ドルで取引を終えました。

値下がりを牽引したのがウォルマートの急落です。四半期決算が市場予想を下回ったことが株価をさげた要因となっています。

ウォルマート（Walmart）って言われても日本で生活する私達からするとどんな会社なのかピンときませんが、Wikipediaによるとウォルマートはアメリカのアーカンソン州に本社を置く世界最大のスーパーマーケットチェーンで売上額は世界最大の企業だそうです。
あまり知られていませんが、日本国内で338店舗展開している西友さんは、ウォルマートグループの企業です。1963年創業の西友は2005年ウォルマートの子会社になっています。
日本の大手スーパーマーケットもウォルマートグループなので、けっこう身近な存在なようです。

ウォルマートは全世界に11,700店舗あり、アメリカ以外でもアルゼンチン、ブラジル、チリ、カナダ、中国、コスタリカ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、メキシコ、ニカラグア、イギリス、インド、アフリカの13カ国、日本の計28カ国で毎週2億7000万の人が利用しています。2017年度の売り上げは4821億ドルで従業員は230万人にもおよびます。

ウォルマートが展開している国名をみると、開発途上国や新興国でのサービス展開が多いようです。

2017年の売り上げ4821億ドルは2位の中国石油化工の売り上げ3108億ドルを抑えてぶっちぎりの1位です。日本企業で売り上げが多い国は5位のトヨタ自動車が2522億ドル、28位のホンダが1296億ドル、43位の日産自動車が1082億ドルですので、ウォルマートの売り上げの凄さが分かります。

今回ウォルマートが発表した通期利益見通しが期待外れだったことが株価急落の要因でした。ウォルマートが開発途上国や新興国での店舗展開をしているということは、ウォルマートの売上げは、新興国の消費動向に左右されやすいともいえますので、同社の売り上げは、市場動向を知る先行指標としても利用できそうです。

皆さんの家の近所には西友はありますか？残念ながら私の生活圏内に西友はないのでどんな商品・サービスが展開されているのか分かりません。今度の週末は、市場動向調査のため西友まで行ってみようと思います。

本日は、ウォルマートのお話でした。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。