皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

イラン産原油の禁輸に関する特別措置が5月2日に撤廃されることをポンペオ米国務長官が発表しました。

もともとイラン産原油の輸出制裁は昨年11月に執行される予定でしたが、原油価格への影響が考慮されて8つの国と地域については180日間の猶予が持たれていました。

適用除外となっていたのは、日本、中国、韓国、台湾、インド、トルコ、イタリア、ギリシャの8カ国です。

Xデーとなるのは5月2日で、3日以降はイラン産原油の輸入ができなくなってしまいます。
すでに日本はイラン産原油の輸入量を抑えていますので、全面禁止になったとしても国内の供給に大きな影響はなさそうですが、中国やインドはウエイトが大きいので直ちにストップできるかどうかに注目です。

また、イランと仲がいいトルコのエルドアン大統領が素直にアメリカの言うことを聞くとは思えないので、もしかすると原油の輸入を継続する可能性もあります。

どなるかは来週にならないと分かりませんが、いずれにしてもXデーとなる5月2日は10連休の真っ只中なので、日本国内のトレーダーは原油価格が急変しても対応できません。

やはり今週中にリスクオフなポジションにした方が良さそうですね。

原油先物取引をおこなっている方、原油のETFをおこなっている方、エネルギー関連株をお持ちの方などはご注意を。

東京原油

 

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参考文献：
・日本経済新聞-2019年4月23日13版3面