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アメリカの議会と選挙

2018年10月29日

タイトル:アメリカの議会と選挙

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

来週11月6日、アメリカの中間選挙が実施されます。

今回の選挙は共和党が過半数を獲得できるかどうかがのポイントではないでしょうか。
選挙の結果は今後のトランプ政権の運営に大きな影響を及ぼしますが、このことは経済面から見ても無視できません。

今日はアメリカの議会と選挙についておさらいしてみたいと思います。

アメリカの議会は上院と下院とで構成されています。

議席数は上院が100議席、下院が435議席です。
上院が日本で言うところの参議院、下院が衆議院に相当します。
それぞれの任期は上院が6年、下院が2年です。今回の中間選挙で上院の3分の1が改選され、下院はすべての議席が改選されます。

現在(2018年5月時点)の議席数はご覧のとおりです。

上院
上院

下院
下院

上院が共和党51、民主党47、無所属2でした。下院は共和党が235、民主党が193、欠員が7でした。

上院、下院ともに共和党が過半数以上の議席数を獲得しています。

上院で改選されるのは3分の1なので65議席は選挙の対象ではありません。共和党の42議席、民主党の23議席は中間選挙の対象外なので、上院で共和党が過半数を獲得するためには7議席以上獲得すればクリアとなります。

下院はすべての議席が改選されますので、選挙の結果次第では過半数を獲得できない可能性があります。仮に過半数を獲得できなかった場合、下院で「弾劾訴追権」が行使される可能性があります。

下院で弾劾訴追権が行使されると上院で弾劾裁判権が行使されます。弾劾裁判をおこなった後、3分の2以上の賛成があれば、弾劾が成立します。

今回の中間選挙で民主党がどの程度の議席数が獲得できるかはまだ分かりませんが、過半数以上の議席が獲得できた際には「ねじれ」が生じてしまいますので、トランプ政権はスムーズな政策運営ができなくなる可能性があります。

中間選挙の結果によって、トランプ大統領の言動やアメリカの政策が大きな影響を及ぼすことが想定され、株式市場中心に大きな影響を及ぼします。

中間選挙は11月6日火曜日なのであと8日です。
今週は選挙関連のニュースに注目が集まりそうです。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
・ アメリカ合衆国基礎データ-外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/data.html

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