金利について考えよう(その4)
2016年05月18日
皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
予定では日付が変わった午前3時にFOMC議事録(4月26日、27日分)が発表されます。発表される議事録の内容によって今後利上げがあるのか、それとも据え置きとなるのかを見極める重要な発表です。
利上げ(金利)を決定するには様々な様相があるかとは思いますが、今回はこれまで見てきたGDP(国内総生産)を使って利上げはあるものなのかを考えてみたいと思います。
今回使用するデータは米国発表のものではなく、IMF発表のデータを使用します。
IMFのデータベースには各国の様々な情報が詰まっていますが、その中から「United States」を選択し、アメリカのデータを抜き出しました。
注目したいのはGDPなので実質GDP、実質GDP成長率、名目GDP、GDPデフレーターのみ表示させました。名目GDP成長率はIMFのデータベースには記載がなかったのでエクセルで計算しました。
データは2001年から東京オリンピックがある2020年までを表示しています。
20年と期間が長いので、10年毎で表にしてあります。
先週から金利について見てきていますが、GDPと金利にはとても密接な関係性があります。GDPは国内で生産される「付加価値の総額」なので、理論上、それを上回る金利の設定では投資家や事業家に収益が生まれなくなってしまいます。
米国は名目GDP成長率をみる限り、リーマンショックのダメージを受けた2009年を除き、3%を上回る成長率を遂げています。
現在の米国の政策金利は0.25%~0.5%です。
名目GDP成長率の数字だけみれば利上げの余地は十分あるようにみえます。
何れにしても明朝3時にはFOMCの議事録発表があります。
為替相場中心に激しい値動きが予想されますので、ご注意ください。
では、本日も素敵な一日になりますように。
前回までの話
・金利について考えよう(その3)
・金利について考えよう(その2)
・金利について考えよう
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