米政策金利の推移を振り返る
2019年07月31日
皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
今日で7月も終わり、明日から8月ですね。7月29日に関東甲信地方も梅雨明けし、夏本番となった訳ですが、それしても毎日暑いですね。連日最高気温が30℃を超すような状況で通勤するだけで汗だくになってしまいます。
急激に暑くなりましたので、身体もまだ暑さに慣れておらず、体調を崩される方も多いと思いますので、小まめな水分補給を行って熱中症にならないよう注意してください。
さて、今晩はFOMC(米連邦公開市場委員会)による政策金利の発表があります。
市場では現在の2.25-2.50%から0.25ポイント利下げされ2.00-2.25%になるだろうと予測しているアナリストが多いようです。
今回利下げが実施されたとすれば、2008年12月以来の出来事です。
政策金利の変動をグラフで見るとご覧のようになります。
政策金利
出典:ロイター
こうやって見るとリーマンショック以降しばらくの間0.25%で低空飛行していたことがわかります。
ちなみにリーマンショックがあったのは2008年9月15日で、その時すでに政策金利は2.00%まで引き下げられていました。
前回政策金利の引き下げ始めたのは2007年9月からでしたが、この時問題になっていたのがサブライム住宅ローン問題です。
リーマンが倒産したのは利下げをはじめて1年後の出来事でした。
今回FOMCが利下げを実施するであろうとしている根拠は、景気減速の予防的な意味が強いようですが、利下げをおこなうということは景気見通しがあまりよくないことの裏づけでもあります。
利下げは株式市場にとってプラスの材料ですが、その背景を考察するとマイナスの材料と捉えることもできそうですね。どのタイミングでリスクオフするのが最良なのか判断が難しいですが、ピークまでそれほど遠くないのかもしれません。
今回の利下げは単発なのか。それともこの先も続いていくのか。発表が気になりますね。
注目のFOMC発表は日本時間8月1日午前3時を予定しています。
今のところマーケットの反応は静観モードですが、発表前後は大きく動くことが予想されますのでご注意ください。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。
参考文献:
・ロイター
https://jp.reuters.com/