米国10年債利回りとFRB政策金利
2019年01月31日
皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
日本時間1月31日午前4時、FOMCが声明を発表しました。
市場予想どおりFRB政策金利は2.25-2.50%に据え置きとなりました。
現在のFRB政策金利に引き上げられたのは昨年12月19日です。
10年債利回りとFRB政策金利を同じグラフで表したものが次のものです。
グラフをみてお気づきのように10年債利回りは昨年11月をピークに下降傾向が続いています。10年債利回りは1月3日に2.554%まで下落し、FRB政策金利上限との差は僅か0.054%までタイトになりました。
1月30日時点での10年債利回りは2.695%ですのでFRB政策金利との開きは0.195%となっています。
債券市場の動向をみる限りでは12月利上げがピークで当面の利上げは実施されないと市場が判断しているものだと捉えられます。
今回のFOMC声明で「忍耐強くなるだろう」との表現を使っており、米国経済の見通しが不確実である以上利上げを実施する論拠は後退したと表明しています。
今日の株式市場はFOMCの発表内容を好感して買い方優勢になりましたが、シンプルに考えれば、これまでの数年間と状況は変わっているということになりますので、どこで相場トレンドが変化してもおかしくない状況だと考えられます。
どうなるでしょうね。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。
参考文献:
・FOMC声明全文
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190131-00000017-reut-bus_all