米国政策金利が引き上げられるものの値動きは限定的。
2018年09月27日
皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
予定通りというべきでしょうか。3時に発表されたFRB政策金利は0.25%引き上げられ2.00-2.25%に変更されました。
発表前後の値動きはご覧のとおりです。
米ドル円(くりっく365)-1分足
※チャートはフジトミの取引画面から
発表直前の米ドル円レートが112.90円前後。発表直後には112.82円から112.98円の間で上下し、その後値動きは少し値動きが広がり3時42分には113.12円まで上昇、4時09分には112.72円まで下げる局面がありました。その間、高値と安値の差は0.40円しかありませんので、今回の利上げの影響は限定的だったと言って良いようです。
2018年に入ってからの値動きと毎日の平均変動レンジを表示させたものが次のものです。
米ドル円(くりっく365)-日足
※チャートはポジション・トレーダーPRO
チャートの下段に表示している折れ線グラフが平均変動レンジです。別の言い方で言うとATRという指標です。
毎日の値動きを平均化したものがATRという指標なのですが、この平均化する値を1にすると毎日の値動き(ボラティリティ)がどの程度あったのかを知ることができます。
9月中、最も値動きが激しかったのが6日の0.99円でしたので今月に入ってから1円以上値動きした日は1日もありませんでした。8月中、1円以上値動きしたのが8月15日の1.025円でした。
8月以降1円以上変動した日は1日しか無かったようです。
続いて日経225です。
日経225(くりっく株365)-日足
※チャートはポジション・トレーダーPRO
9月中、最も価格変動したのが9月18日の838円でした。それ以外の日は200円から300円程度の変動がほとんどでした。チャートは2018年に入ってからの値動きを示していますが、4月以降500円以上変動した日は数えるほどしかありませんでした。
米ドル円、日経225ともにここ最近の値動きは狭いものになっていますので、売買の戦略を立てる際には、現在立てている目標が実現可能な目標値なのか考慮する必要がありそうです。
明日で9月の営業日も終了しますが、10月になったら状況は変化するでしょうか。
細かな対応が求められる相場が続きそうです。
今月も残すところあと2日です。ラストよろしくお願いします。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。