暴落した翌日の値動き(NYダウ)
2018年10月11日
皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
NYダウが前日比831.83ドル安の25598.74ドルで取引を終えました。831.83ドル安は史上3番目の下げ幅です。
NYダウの大幅安を引き起こしたのは、米10年債利回りが高止まりしていること、米中貿易摩擦による景気減速懸念があること、昨日国際通貨基金(IMF)が発表した世界経済成長見通しが下方修正されたことなど、いくつもの警戒感が売りを誘発させたものだと考えられます。
NYダウの下落は対岸の火事とはいかず、世界中の株式市場に飛び火することが考えられますが、問題はこの下落がいつまで継続するのでしょうか。
昨晩だけで終了するのか。それともこの後何日も継続するのか。
今日は過去のデータから暴落後の値動きについて検証してみたいと思います。
2000年以降、一日に500ドルドル以上の下げ幅を記録した日をカウントすると全部で21日ありました。
年ごとに分けるとご覧のようになります。
2000年・・・1回
2001年・・・1回
2008年・・・7回
2011年・・・3回
2015年・・・2回
2016年・・・1回
2018年・・・6回
今年はすでに6回も500ドル以上の下げ幅を記録しており回数としてはリーマンショックがあった2008年に迫る勢いです。
さて、本題はここからです。
大幅安になった次の日、価格はどう変化したのか。
イメージ的には何日も下落が続くイメージですが、どうだったのか。
500ドル以上値下がりした翌日から5日先までの価格変動をグラフ化したものが次の物です。
NYダウが500ドル以上下落した日から5日間の動き
当然ですが、グラフの一番左に表示している「当日」の値動きは大幅安です。
問題は次の日以降です。上昇していることが多いようで次の日の騰落は12勝8敗で勝ち越しだったようです。
翌日以降の騰落を勝敗で表すと、
1日目 12勝8敗
2日目 10勝10敗
3日目 9勝11敗
4日目 11勝9敗
5日目 12勝8敗
3日目は負け越しですがそれ以外は勝ち越しでした。
値動きの平均値はご覧のとおりです。
1日目 +31ドル
2日目 +64ドル
3日目 +7ドル
4日目 +66ドル
5日目 +72ドル
暴落した次の日から5日間すべての日でプラスでした。
今回の値動きが統計どおりになるかどうかは明日になってみないと分かりませんが、過去のデータでは、500ドル以上暴落した次の日は上昇することが多かったようです。
今日は、暴落した次の日以降の値動きについてお伝えしました。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。