皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

今日は韓国のお話しです。皆さんご存知のように日韓情勢の問題はより深刻さを増しています。このことは経済的観点から考えるとあまりいいことではなさそうですよね。

2018年の日本の貿易相手国上位10か国を見ると中国、米国に次いで韓国は3位となっています。

日本の貿易相手国上位10か国

出典：税関

中国と米国が圧倒的ですが、韓国は9兆円規模の貿易がおこなわれていますので、その影響は大きそうですね。

関係悪化の影響が出やすいのが観光業です。関係悪化によって日本に訪日する韓国人の人数はご覧のようになってしまいました。

訪日韓国人の推移

出典：日本政府観光局

極端に訪日者数が減少したのは2019年8月のことで、この月日本にやってきた韓国人の人数は約30万人でした。前年同期にあたる2018年8月の訪日者数は59万人でしたのでほぼ半分になってしまった計算になります。前の月と比べても約26万人減少してしまっていますので大勢の韓国人観光客訪れていた地域は今回の一件で大きな影響を受けているのではないでしょうか。

観光庁のデータによると韓国人観光客の訪問地は20代以下と30代以上で二極化しているようで20代以下に人気なのは大阪府、30代以上に人気なのが福岡だそうです。大阪ではユニバーサル・スタジオ・ジャパンが人気で平成28年のデータでは大阪に訪れた観光客の内17.6％の人がUSJに訪れています。
距離的に韓国と近い福岡は、30歳以上の韓国人に人気の都市です。福岡と釜山の間ではフェリーが走っており、3時間ちょっとあれば韓国から日本にやってこれるので日帰りで遊びにくる人なんかもいらっしゃるそうです。料金も片道4900円程度からあるので、往復1万円あれば気軽に行き来ができる距離ですね。

物理的距離は近いのに心の距離は遠い状況になっていますが、日韓情勢の問題は両国にとってメリットがあるのかどうか。実体経済に大きな影響が小さい内に解決して欲しいものですね。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。

参考文献：
・観光庁
http://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/in_out.html
・貿易相手国上位10カ国の推移-税関
http://www.customs.go.jp/toukei/suii/html/data/y3.pdf
・JR九州ジェットフェリー
https://www.jrbeetle.co.jp/internet/