新型コロナウイルスと春節
2020年01月22日
皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
段々と新型肺炎の感染が広がってしまいました。中国の国家衛生健康委員会は、人から人への感染を確認したそうです。恐ろしいですね。。。
時期としても最悪です。中国は今週末(1月24日(金曜日))から1週間ほどの春節連休がスタートしますので、多くの人達が、国内外に旅行する人が増加します。
もちろん春節期間中、たくさんの中国人観光客が日本にもやってきます。
昨年、2019年の春節は2月4日からでしたが、春節があった2月中、日本にやってきた中国人観光客は723,617人でした。いまいちピンときませんが、JALの国際線ボーイング777-200の総座席数は375席なので、満席だったとすれば1929機分の人が日本にやってきたことになります。
まあ、すごい人です。
今年どのくらいのひとが来日するかは解りませんが、多くの中国人観光客が日本に訪れることが予想されています。
今回の騒動で、どうしても思い出してしまうのが2002年から2003年に世界中で感染が拡大したSARSです。
2002年11月中国での症例に始まり、2003年7月にWHOが終了宣言するまでの間、8000人を超える症例が報告されました。その中でも累積報告数が多かったのが中国です。中国での感染者数は5,327人もにもおよび、そのうち349人の方が命を落とされました。全世界でも774人の方が亡くなっており、致死率は9.6%と非常に高い値となっています。
今回の新型肺炎は前回のSARSのような事態になる危険性は低いと見られていますが、2002年頃と比べて日本にやってくる中国人の数は比較にならないほど増えています。
2002年の訪日中国人は452,420人でしたが、2019年にはその人数は21倍!
9,594,300人もの人が日本にやってきました。
さて、新型コロナウイルスについてですが、これまで報道されていた内容によれば空気感染はしないとの報告でしたが、感染した人が咳やくしゃみをすることで飛散したウイルスを吸い込むことで感染する飛沫感染する可能性もでてきたようです。
インフルエンザや風邪などと同じですが、うがい手洗いを徹底し、人込みの中ではマスクを着用するなど予防に励みたいですね。
なお、新型ウイルスの拡大はマーケットにも影響を及ぼしています。
新型ウイルスの拡大がSARSを連想させ、1月21日の株式市場は、東京、上海、香港など主要なアジア市場は挙ってマイナスになりました。
感染への予防にお気をつけください。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。
参考文献:
・訪日外国人旅行者の動き(前編)-アジア経済交流センター
https://www.near21.jp/kan/publication/journal/56/nomura56.pdf
・国立感染症研究所
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/414-sars-intro.html
・ボーイング777-200(777/772)/ 機内座席配置
https://www.jal.co.jp/aircraft/conf/772.html