新型コロナウイルスとリスクオフ
2020年02月25日
ここの所、新型コロナウイルスに関する話題ばかりになってしまっていますが、皆さんは新型コロナウイルスへの対策、行っていますか。
私は、電車で通勤しているので、人込みを避けることが難しいですが、最近はよく手を洗うようになり、車内でも極力つり革や手すりに触れないようにしています。
ウイルスへの感染も気になりますが、経済への影響も気になります。
ご存じのように2月24日のNYダウは前日比1031.61ポイント安の27960.80ドルと1000ドル以上の下げとになりました。本日の日経平均株価も781.33ポイント安の22605.41円と大幅安になっており、その流れは続いており、欧州株式市場でも大幅安な展開が続いています。
コロナウイルスの影響で人々の行動は消極的になり、経済活動も縮小してきているので株価が下がってしまうのは、致し方ないのかもしれませんね。
ちなみに日経平均株価は225銘柄で構成されていますが、225銘柄のうち、唯一上昇したのは富士フィルムホールディング(4901)。新型インフルエンザ治療薬の「アルガン」増産への期待から買われました。
それ以外の224銘柄はすべて下落してしまいました。
2月の景気動向がどうなっているのか。
2月の経済統計が発表されるのは3月以降ですが、色々な人に聞き取り調査したところ良くないとの回答が多く帰ってきていますので、本格的な景気低迷が起きているのかもしれません。
人々の活動が消極的になった時、ほとんどのサービスはマイナスの影響を受けますが、逆にプラスの影響を受けるサービスもあるはずです。マスクだったり、消毒用アルコールだったりと一部の商品は手に入らないほど品薄状況が続いています。
当社で取り扱うデリバティブでは、金(ゴールド)の価格が大きく上昇しました。
下のチャートは金の値動きを現したものです。
東京金-日足
(出所:TradingViewによる金チャート)
2019年年末後半から金価格は上昇し5100円台だったものが5900円台まで上層しました。リスクオフな相場展開になると金が買われることが多く、その結果金は上昇ました。コロナウイルスのピークがいつになるのか分かりませんが、今後も先行き不透明な状況が続くのであればリスクオフな相場展開になりやすのかもしれませんね。
日経平均株価の下落を想定しているのであれば、日経225先物miniやくりっく株365で売りポジションを作るという選択肢もあります。売りポジションは価格が下がった際に利益が出ます。どちらも差金決済で取引を終了することができます。
先行き不透明な状況になってしまいましたが、そんな時に注目を浴びる商品やサービスがあるはずです。逆境はビジネスチャンスでもあります。
荒波が続きますがなんとか乗り切りましょう!
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