成人式の振り袖と日本で生活する外国人の話
2019年01月16日
皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
新成人になられた皆様、誠におめでとうございます。
成人式で振り袖を着た女性とリクリートスーツを着た新入社員を見ると自分が若かった時を思い出したりして、なんだか和やかな気分になったりします。
まったくもってどうでもいい話ですが、成人式の際、振り袖を着た女性が首の周りにつけている白いモコモコしたファーみたいなやつ。あれ気になりません?
成人式以外であれを着けている女性をあまり見た記憶がないので、どんなものなのか気になったので調べてみました。
正しくはショールと言うようです。
ショールは、元々防寒着で首元の暖を取るのが目的です。成人式が行われるのは1月の第2月曜日とまだまだ寒い時期なので、ショールをまとう人が多いようです。
ショールという名前からお分かりのように、ショールは日本古来のものではありません。江戸時代や明治時代の人たちがショールを羽織るなんてことはありませんでした。
一説によると、美智子皇后がご成婚された際にショールを着用されていたのがブームの始まりとなったようです。天皇陛下とご成婚されたのは今から60年前の1959年(昭和34年)ですのでその歴史はわずか60年程度と意外と浅いようです。
ちなみにこのショール、マフラーや手袋など同様防寒着なので、室内に入ったら外すのが礼儀のようです。ショールを羽織る機会がありましたら、ご注意ください。
さて、今年125万人の方が新たに成人になられました。
去年よりも2万人多いそうです。
125万人という人数ちょっと気になることがあります。
それは2015年に総務省統計局が発表した2019年の予測数値と大きく食い違っていることです。
2015年に発表された2019年に成人する方の人数は男性が61万人、女性が58万人の119万人でした。
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/topi852.html
そして昨年末に発表された2019年に成人する方の人数は男性が64万人、女性が61万人の合計125万人でした。
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/pdf/topics114.pdf
何故か解りませんが、4年前の予測よりも6万人も多くなっています。
4年前の予測とこれだけ乖離したのは何故でしょうか。
今年成人を迎えた方々は2015年時点の予測よりも実際の数値の方が多いということは、2つのことが考えられます。
①想定よりも亡くなった方が少なかった。
②海外からやってきた。
生命保険料の算出などにつかう生命表を見ると19歳の男性が死亡する確率は0.00045、女性は0.00021です。
平成19年の調査では19歳男性の死亡率は0.00050、女性は0.00024でしたので、徐々に死亡率が小さくなってきてはいますがそれだけで6万人も乖離しませんので②海外からやってきたと考えるのが妥当になります。
日本にいる外国人の人数は法務省の「在留外国人統計」から知ることができます。
2015年時点で17歳6月時点だった外国人の人数は男性が7030人、女性が6692人で合計13722人でした。それから3年が経過し2018年に20歳になった外国人の人数は男性が32811人、女性が32047人の合計64858人でした。3年間で5万人以上増加しています。
すでに多くの外国人が日本で生活していることが成人式のニュースからも確認できました。
今後は急速な国際化・多様化が求められているのでしょうね。
ちなみに日本で生活する20歳の外国人の国籍で一番人数が多いのはどこの国の方だと思いますか。
中国、韓国あたりを想像した方が多いのではないでしょうか。
正解はベトナムです。
男性は、9540人、女性は12634人の方が日本で生活しています。日本で成人式を迎えられた20歳の方の34%はベトナムの方だそうです。
今後、ベトナム料理のお店なんかが増えてくるかもしれませんね。
今日は成人式と日本で生活する外国人についてのお話でした。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。
参考文献:
・総務省統計局
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/topi852.html
http://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/pdf/topics114.pdf
・在留外国人統計-法務省
http://www.moj.go.jp/housei/toukei/toukei_ichiran_touroku.html