季節要因とビール
2017年06月01日
皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
あっという間に今日から6月です。
以前、このブログでビール酒造組合様が公表してるビールに関するデータについて取り上げましたが、今日はそのデータをもう少し掘り下げてみたいと思います。
まず、ビールの課税移出数量から。。。
2014年7月以降のビール課税移出数量をまとめたものが次のものです。
表.ビール課税移出数量
数量 | |
2017年1月 | 491685 |
2016年10月 | 748647 |
2016年7月 | 708999 |
2016年4月 | 711911 |
2016年1月 | 498112 |
2015年10月 | 771837 |
2015年7月 | 743354 |
2015年4月 | 701999 |
2015年1月 | 501487 |
2014年10月 | 757028 |
2014年7月 | 741223 |
グラフ.ビール課税移出数量
データは4半期ごとのデータをまとめたものです。
課税移出数量をみるとはっきりとした季節性があることが見て取れます。
ご覧のとおり1月から3月の数量が極端に少なくなっています。
4月から12月にかけては平均して多くの数量が販売されているようです。
夏場になると、天候によってビールの売り上げが減少したとか増えたとかといったニュースを見かけることがありますが、実際にデータでみてみると季節によって出荷されている数量が極端に違うので、天候と売上には密接な関係性があることが良くわかります。
続いて、用途別販売動向をみてみます。
表2.用途別販売動向
業務用 | 家庭用 | |
2017年1月 | 52.5 | 47.5 |
2016年10月 | 46.9 | 53.1 |
2016年7月 | 45.3 | 54.7 |
2016年4月 | 47 | 53 |
2016年1月 | 52.4 | 47.6 |
2015年10月 | 47.5 | 52.5 |
2015年7月 | 48.5 | 51.5 |
2015年4月 | 48.2 | 51.8 |
2015年1月 | 53.5 | 46.5 |
2014年10月 | 47.8 | 52.2 |
2014年7月 | 48.6 | 51.4 |
グラフ2.用途別販売動向
ビールの出荷先が業務用なのかそれとも家庭用なのかをまとめたものが「用途別販売動向」です。
こちらも1月から3月とそれ以外の月とではデータに顕著な違いが生じました。
データが示すように1月から3月の用途は「業務用」の方が多く、それ以外の月については「家庭用」の方が多くなっています。業務用と家庭用の割合が逆転しています。
2つのデータから、次のことがわかります。
・1月から3月までと比べ4月以降の出荷数量は1.4倍ほどに増加する
・1月から3月は業務用が多く、それ以外は家庭用が多い
このことから4月以降は家庭でビールを飲む人(量)が増え、その増加分が出荷数量に現れていることが解ります。
暑くなってくると家でビールを楽しむ人が増えるんですね。
なお、5月24日発表、気象庁予想の向こう3カ月の天候は全国で気温が高い確率が50%となっているようです。
ビールがおいしい季節到来です。
お酒は20歳になってから。
ビール酒造組合-外部リンク
http://www.brewers.or.jp/data/doko.html
それではマーケットです。
米ドル円(くりっく365)-60分足
※チャートは『e-profitFX with株365』から
今月中旬から続くダウントレンドが現在継続中。5月18日安値110.23円との間に挟まれた状況です。狭い幅での展開ですが、どちらのラインが強く機能するでしょうか。仮に110.23円の安値ラインが強く機能した場合、5月18日から続く横ばいトレンドが継続することになるので上値抵抗線をブレイクした後は、5月25日高値112.13円を目指す展開となるのでしょうか。
日経225(くりっく株365)-60分足
※チャートは『e-profitFX with株365』から
毎日同じことを書いていますが今日も東証の日経平均株価高値19998円と安値19449円との間での展開が継続しています。レンジ内中心あたりでの展開となっており上下の方向性はあまりありません。明日予定されている米雇用統計をきっかけに変動するかどうか。。。
※チャートは『FITS-取引画面』から
4500円を挟んで上下20円ほどでの攻防戦となっています。安値が4480円水準、高値が4520円水準の間での展開となっています。この後もこの水準での展開が続くのでしょうか。
今日から6月スタートです。
今月もハッピーな一ヶ月になりますように。
Good Luck!
このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。