国際観光旅客税(出国税)スタート
2019年01月08日
国際観光旅客税(通称:出国税)が平成31年1月7日から徴収されるようになりました。
今後は、日本から出国すると1回につき1000円が徴収されます。
課税対象は、船舶または航空機により出国する旅客です。
来年、東京オリンピックが開催されますので多くの外国人が訪日することが想像できますが、日本に訪れた外国人が帰国する時は、船舶または航空機で出国するので出国税が課税されるようになります。
ちなみにどのくらいの人が出国しているのかを表したグラフが次のものです。
訪日外国人旅行者数・出国日本人数の推移
※出典:観光庁-出入国者数
グラフの青い部分が訪日外国人旅行者、オレンジの部分が出国日本人数です。
オレンジで示した出国する日本人の数は年間約1700万人前後で落ち着いていますが、青で示した訪日外国人旅行者の数は2013年頃から増加し始め2017年には2869万人まで増加しています。
2017年の総出国者数は4658万人ですが、今後はこれらの出国者に対して1回につき1000円が徴収されるようになりますので、2017年実績ベースで465.8億円の税収が見込めることになります。
ちなみにこの出国税、オーストラリアでは60豪ドル、香港では120香港ドルなど日本以外の国ではすでに導入されています。
先日香港に行った方に話を聞きましたが出国税はチケット購入時に徴収されているので気が付きにくいとのことでした。
今後チケットを購入する際は注意してみてください。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。
参考文献:
・国税庁
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/kansetsu/kanko/index.htm
・観光庁
http://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/in_out.html
地球の歩き方
http://www.arukikata.co.jp/country/AU/info/visa.html
http://www.arukikata.co.jp/money/guide/HK/prices/5.html