今週はFOMCです。市場はすでに利下げを織り込み済み?
2019年06月18日
皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
今週は日本時間6月20日(木)午前3時にFOMC声明の発表があります。FRB政策金利は現状の2.25-2.50%から変わらずとの見方が大方の予測で、次回6月18日から19日のFOMCで利下げされるのではないかとの予測がされています。
6月18日9時17分現在の米国債利回りはご覧のようになっています。
債券利回り表
3ヶ月 | 2.17 |
6ヶ月 | 2.18 |
1年 | 2.04 |
2年 | 1.87 |
5年 | 1.85 |
10年 | 2.09 |
30年 | 2.58 |
イールドカーブ
※出典:Bloomberg
現在最も利回りが低いのは5年債、次いで2年、1年、6ヶ月と期限が短いものの方が利回りが高くなっています。6ヶ月債から順番に5年債まで期間が長くなるにつれて利回りが低くなっていますので利回り曲線は逆イールドになっています。
2週間前のイールドカーブはご覧のような形を形成していました。
イールドカーブ-2019年6月5日
3ヶ月債から30年債まですべての利回りが低下してきています。特に期限が身近い3ヶ月債は0.16ポイントも低下しました。
現在の政策金利は2.25-2.50%ですが、債券利回りは30年債を除いて政策金利下限である2.25%を下回っています。
市場はすでに利下げを織り込んでいるようです。
ということで今週はFOMCがありますので、週の前半はFOMC待ちの相場展開になるかもしれませんね。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。
参考文献:
・Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/markets/rates-bonds/government-bonds/us