今日はトルコについて
2016年05月06日
皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
ゴールデンウイークは如何お過ごしでしたでしょうか。
旅行に行ったり、家族サービスしたり色々とお疲れかと思いますが、今日は金曜日です。なんとか乗り切っていきましょう。
因みに私のゴールデンウイークは仕事でした。。。。。
さて、日本は3日火曜日、4日水曜日、5日木曜日と3連休でしたが、為替、海外株式市場、海外商品市場は動いていました。特に大きな値動きとなったのがトルコリラです。
トルコリラ/円-日足
※チャートは『ポジション・トレーダーPRO』から
チャートは日足ですが、4月後半まで下支えとなっていた37円後半をゴールデンウイーク中にストンと割り込み35.33円まで一気にトルコリラ安が進行しました。
高金利通貨であるトルコリラはスワップ狙いから人気の通貨ですが、高金利だということ以外良く解らない方も多いと思いますので、トルコがどんな国なのかおさらいしたいと思います。
トルコの位置はヨーロッパとアジアにまたがる位置にあり、西はギリシャ、ブルガリア、東は、イラク、シリア、グルジア、アルメリア、アゼルバイジャンなどと隣接しています。
面積は日本の約2倍ほどあり、人口は8000万人弱で民族はトルコ人、公用語はトルコ語です。宗教はイスラム教が大部分を占めています。
2005年からEU加盟交渉が開始され、現在加盟申請中です。
■経済
1.GDP
7336億ドル(世界18位)
2.1人当たりGDP
9437ドル(世界65位)
3.経済成長率
4.0%
4.物価上昇率
8.8%
5.政策金利
7.5%
6.貿易額
(1)輸出 1439億ドル
(2)輸入 2072億ドル
7.貿易品
(輸出)
・自動車部品 12.1%
・機械類 8.6%
・貴金属類 7.8%
・ニット衣類 6.2%
(輸入)
・鉱物性燃料 18.3%
・機械類 12.3%
・電気機器 8.5%
・自動車部品 8.5%
8.貿易相手国
(輸出)
・ドイツ 9.3%
・イギリス 7.3%
・イラク 5.9%
(輸入)
・中国 12%
・ドイツ 10.3%
・ロシア 9.8%
※参考文献 外務省ホームページ
トルコといったらペルシア絨毯を思い浮かべますが、貿易品をみると輸出品の上位は自動車部品・機械ですし、輸入品についても上位は燃料と工業品となっています。
中国、ドイツ、ロシアなどからエネルギーと工業部品を輸入し、それを加工・生産してドイツ・イギリスそして、隣国のイラクに輸出しているのでしょうか。
こうして見るとトルコは繊維の国ではなく工業生産国であるようです。
また、一番の輸入相手国は中国です。遠いトルコにおいても中国経済の動向がトルコ経済に影響を与えると言えます。
内政面でも荒れたニュースが報道されていますが、地政学的リスクを多く抱えるトルコです。今後も荒れた相場展開も想定し、ある程度思惑と反対方向に動いたとしても対応できるポジション造りが必要だと思います。
今晩は米雇用統計もあります。
それでは素敵な週末になりますように。
このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。