ロシアとOPECのニュースを受けて
2016年01月28日
皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
どうやら、原油価格を引き上げるためにロシアはOPECと生産量の調整を行い、原油価格の下落に歯止めをかけるかどうか協議をおこなったようです。
改めてロシアを含む産油国の生産量をおさらいしたいと思います。
データはOPECが毎月発表するオイルマーケットレポート「Monthly Oil Market Report」からです。
1日当たりの生産量(mb/d)
2015年 | ||||
TOTAL | 94.9 | |||
非OPEC | 63.0 | |||
OECD | 25.1 | |||
北米 | 20.9 | |||
ヨーロッパ | 3.7 | |||
東アジア | 0.5 | |||
発展途上国 | 11.5 | |||
ロシア | 13.6 | |||
その他ヨーロッパ | 0.1 | |||
中国 | 4.4 | |||
OPEC | 32.2 |
表は1日当たりの生産量です。
OPECの生産量は2015年実績で32.2mb/dでロシアの生産量は13.6mb/dありました。
両者の生産量を合計すると45.8mb/dにあった計算になります。
世界全体での生産量は94.9mb/dなのでこの両者を足した量のシェア率は48.26%になります。
もうひとつの大生産地域が北米です。ご存じアメリカとカナダですが生産量は20.9mb/dありシェア率では22.02%あります。
世界の半分のシェア率を持つグループが生産量を減らしたとしてもそれ以外の国と地域がその分を増産したとすればロシア・OPECの計画通りにはことが運ばなくなります。
世界規模での駆け引きの行方はどうなるのでしょうか。
最後に原油チャートです。
東京原油―60分足
1月21日と1月25日を起点とするトレンドラインから形成されてたぺナントは上方向にブレイクしました。
産油国サイドの思惑通りに価格上昇が実現しこのまま上昇トレンドが維持できるでしょうか。どちらにしてももう少し落ち着いた相場になって欲しいものです。
では、素敵な木曜日になりますように。
このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。