ファーウェイとアップルのシェア
2019年05月16日
皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
ファーウェイへの締め付けが一層強くなってきました。ロイターによると米商務省は15日、ファーウェイと関連70社を「エンティティリスト(Entity List)」に登録されたようです。
エンティティリストとは、輸出者が輸出許可を取得しない限り、EAR対象品目を受け取ることが禁止されている外国の当事者特定したものです。今回の決定でファーウェイと関連70社は米国から無許可で部品調達ができなくなり、一部の製品の販売がむずかしくなるそうです。
エンティティリストに登録された理由ついて商務省は、米司法省が公表したファーウェイの起訴状で、同社が禁止された金融サービスをイランに提供しようと指摘されたことを受けてと説明しています。
なんだか恐ろしい話ですね。
ところで皆さんのスマートフォンは何をお使いですか?
iPhoneをお使いだという方が多いのではないでしょうか。
色々な統計を見ると日本人の約6割がiPhoneユーザで残りの約4割がAndroidユーザとのことです。実際に先週1週間の当社ホームページにモバイルからアクセスしている方の59.3%がiPhoneからのアクセスでした。
当社ホームページにおけるiPhoneユーザの割合
依然として日本ではiPhoneが人気ですね。
ただし、この構図は日本に限った話で世界の状況は少し違ってきます。
世界の4半期スマートフォン荷数台数
※出典:IDC
上のグラフが示すとおり第1四半期ファーウェイの出荷台数は5910万台とアップルを抜いて世界第2位になりました。
オレンジ色のグラフが2019年第1四半期、青色のグラフが2018年第1四半期ですが、ファーウェイが伸びた分だけアップルの出荷台数が減少してしまいました。
シェア率ではファーウェイが11.8%から19.0%に上昇し、アップルは15.7%から11.7%に下降しました。
今回ファーウェイがエンティティリストに登録されたことは、アップルなど他のスマートフォンメーカーにとってプラスになるからか、5月16日アップルの株価は前日比1.2%上昇しNYダウの上昇をけん引しました。
それにしても世界上位の6社中4社が中国企業なのでアメリカにとっても中国の勢いは脅威なのかもしれません。
再び米中貿易問題が加熱しそうですね。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。
参考文献:
・中国ファーウェイと関連70社、米企業からの購入規制対象に-ロイター
https://jp.reuters.com/article/huawei-blacklist-idJPKCN1SL2XB
・IDC Media Center
https://www.idc.com/about/press