トルコを取り巻く状況が変化?-その2
2018年10月26日
皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
10月25日20時、トルコ中央銀行は政策金利を発表しました。
事前予想どおり現行の24.00%と変わらずでした。
政策金利発表前後におけるトルコリラ円の相場変動はご覧のとおりです。
トルコリラ円(くりっく365)-5分足
政策金利が発表されたのが日本時間20時ちょうどですが、発表への期待感からか15時以降上昇し始め、日付が変わったころには20.00円の大台手前まで上昇しました。
2018年10月23日の記事「トルコを取り巻く状況が変化?」でもお伝えしましたが、トルコを取り巻く温度感がこれまでと変わってきているようです。
これまで拘束されていたブライソン牧師の釈放とトルコにあるサウジアラビア領事館で
起きたカショギ氏の事件により、これまでとは国際関係が変わってきています。
中でもトルコとアメリカの関係が急速に改善しています。アメリカはサウジアラビアとの関係性もあるので、事態を穏便に済ませたいところのようですが、今後トルコとアメリカの折衝が行われれば、両国の関係がより親密なものに発展していく可能性もあり、そうなるとトルコ経済は今よりも良くなる可能性が高まってきます。
先日シリアで拘束されていた安田純平さんがトルコの国境地帯で解放され帰国されましたが、この解放はカタールとトルコの協力によるものですので、今後トルコと日本は今よりも友好関係になり、経済的支援などが行われる可能性が高そうです。
一連の出来事で、世界の国々はエルドアン大統領とトルコへの見方が変わってきており現在のトルコは英雄的な見方がされているように感じます。
今後注目したいのはトランプ大統領の言動です。
過去のトランプ大統領の言動を見ていると「勧善懲悪」的な考え方の人に思います。Yes,Noがはっきりしていて、「好き・嫌い」「味方・敵」はっきりしています。
この前まで敵視していた北朝鮮の金委員長に対しても今はとてもフレンドリーな関係になっていることはいい例で、両極端な政策を取ることが多いように思います。
トルコとの関係性が今後「ちょっとだけ良くなる」「ものすごく良くなる」のどちらかなのであれば後者の可能性が高いのではないでしょうか。
これまで中長期的に下降トレンドが続いていたトルコリラ円相場もそろそろトレンドの変化があっても良さそうですね。
トルコリラ円(くりっく365)-週足
今後のトルコ政府と関係国のトルコにへの対応に期待したいですね。
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