サンマが一匹5980円!?
2020年07月16日
皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
今朝の日本経済新聞によると7月15日北海道釧路市の地方卸売市場でサンマの初セリが行われ1キロあたり41,040円の値が付いたそうです。店頭では一匹当たり5980円で販売されていたようでビックリです。
サンマの値段が高くなってしまったのは、その漁獲量に関係しています。初日の漁獲量は、去年の半分かとなる21キロしかなく、過去最少だったようです。
サンマと言えば庶民の食べ物というイメージですが、一匹5,980円ともなると伊勢海老や鮑なんかよりも高いということになります。まあ、初セリだったから高値で取引されたのでしょうが、このあと漁獲量が少ない状況が続くとなるとサンマの値段も高止まりせざる終えないいので、今後の動向が気になるところです。
ところで皆さん、サンマってどんな魚なのかご存じですか?
水産庁の資料によると、サンマの寿命は約2年で成魚になるには1年掛かります。
9月から6月までが産卵期で、その間産卵海域で過ごします。
5月から8月頃日本列島東部の亜寒帯水域に移動し、動物性プランクトンを食して成長します。その後8月から12月にかけて日本列島東部にある漁場(日本のEEZ内がほとんど)にやってきたサンマを棒受網で漁獲しています。
・8月 北海道東部沖から千島列島沖
・9月下旬から10月上旬 三陸沖
・11月から12月 常磐から房総沖
サンマの分布図
※出典:水産省ホームページより
(https://www.jfa.maff.go.jp/j/council/seisaku/kanri/pdf/attach/pdf/bunkakai_75-14.pdf)
私もサンマは大好きで毎年秋になると頻繁に食しており、安くなってくれることを期待するばかりです。
ちなみに7月15日の金先物市場での終値は6,232円でしたので、サンマ一匹の値段と金1グラムの値段はほとんど変わらない。そんな状況になっています。
取引所で取引されている金の価格はサンマと同じでオークション形式で取引されています。「需要」と「供給」のバランスで価格が決まっており、「売りたい人」と「買いたい人」のパワーバランスで価格が決まっています。
コロナ禍で日々状況が変化しており、色々なモノのバランスが変わってきています。何が値下がりして、何が値上がりするのか。変化を察知して敏感に対応したいですね。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。
参考文献:
・日本経済新聞2020年7月16日12版
・水産省ホームページ
https://www.jfa.maff.go.jp/j/council/seisaku/kanri/pdf/attach/pdf/bunkakai_75-14.pdf