ゴールデンウィークの活気
2022年05月06日
皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。
ゴールデンウィーク中、いかがお過ごしでしょうか。
2020年と2021年は、ゴールデンウィーク期間中に緊急事態宣言が出されていましたので、人々の行動は制限されていましたが、今年のゴールデンウィークでは、各地の行楽施設では行列ができる程の賑わいのようです。
私は特に遠出を予定していなかったので近場をうろうろしましたが、どこに行っても人だらけ。もうコロナは収束したような雰囲気でした。
長い冬眠から目覚めたかのように、人々が行動し始めた気がします。
人々が積極的に活動するようになると、コロナによって売り上げが減少してしまっていた産業や企業にも活気が戻ってきます。どんな企業に恩恵があるのでしょうか。
皆さんお気づきだと思いますが、一番期待できるのが観光産業です。
岸田首相が「6月には他のG7並みに円滑な入国が可能になるよう水際対策を緩和していく。」と表明しました。
現在、観光目的での外国人の入国は認められていませんが、これが緩和されれば、再び外国人観光客を受け入れることができるようになります。
特に今は、20年ぶりの円安水準なので、外国人観光客からみると日本旅行はとても魅力的です。1ドル=110円の時、10,000ドルを円に両替しても110,000円にしかなりませんでしたが、1ドル=130円であれば、130,000円に両替することができるので、外国人観光客からみればとてもお得に旅行することができる訳です。
次のグラフは、日本の旅行収支を表したものです。
旅行収支(日本)
出典:財務省
旅行収支は、外国人観光客が訪日して消費した金額から、日本人が海外旅行にいって消費した金額を指し引いたものです。
グラフが示すとおり、旅行収支は、長い間赤字が続いていましたが、2013年頃から日本に訪れる外国人観光客の数が増加し、2015年には旅行収支がプラスに転じました。コロナ前の2019年には、2兆7023億円の黒字になるほどに多くの外国人観光客が日本にやってきていましたが、コロナの影響によって大きく縮小してしまいました。
コロナ前のことを考えれば日本には多くの観光客を呼び込むポテンシャルと受入可能なキャパシティがあるはずです。外国人観光客の入国再開は、日本の経済活動再開の起爆剤になるかもしれませんね。
インバウンドの増加によって観光産業の他に、どんな企業に恩恵があるのか。調べておくと良いかもしれません。
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