クリスマスに年初来安値
2018年12月26日
皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
クリスマスだというのに昨日の日経平均株価は1,010円安の19,155円で取引を終えました。
ワイドショーなどで取り上げられるほど株価の動きが話題になっていますので、ちょっとだけ日本の株式市場についておさらいしたいと思います。
日経平均株価は東証1部に上場している225銘柄の株価を平均化したものです。昨日は1,010円も値下がりしましたが構成される225銘柄のうち223銘柄が下落し、上昇した銘柄はわずか2銘柄でした。
東京証券取引所に上場している会社は、第一部が2130社、第二部が494社、マザーズが276社、JASDAQスタンダードが689社、JASDAQグロースが37社、Tokyo Pro Marketが29社で合計3655社が上場しています。
昨日の取引の値上がりと値下がりを表にしたものが次のものです。
値上がり | 値下がり | 変わらず | 比較できず | |
一部 | 27 | 2096 | 8 | 0 |
二部 | 26 | 460 | 5 | 2 |
マザーズ | 16 | 256 | 0 | 3 |
JASDAQスタンダード | 32 | 629 | 13 | 9 |
JASDAQグロース | 5 | 31 | 1 | 0 |
上場している銘柄の約96%が値下がりしました。
値動きを新聞でみるとご覧のような状況です。
日経新聞の場合銘柄ごとに始値、高値、安値、終値、前日、売買高が掲載されていますが、安値の部分が黒く塗りつぶされている銘柄が多くあることにお気づきでしょうか。
これは、その日に年初来安値を付けた銘柄を表しています。
多くの銘柄が年初来安値を更新したということは、2018年に購入された株のほとんどは含み損になっていることを表しています。クリスマスなのに嫌になっちゃいますよね。
本日の株式市場は前日の大幅安の反動から値上がりしてスタートし午前の取引は前日86.13円高の19241.87円で取引を終えています。前場の引けにかけて値上がりしてきてしまいましたが午後もプラス圏でキープできるかがポイントになりそうです。
株安から資金が集中しているのが債券市場と金(Gold)です。
NYゴールド
※Trading Viewより
11月中旬頃から、NY金に資金が集まりだし、1200ドル前後で取引されていた価格は1275ドル水準まで上昇しました。6%近い上昇になっています。
トランプラリーの影響から株式市場は2年近く買い方優勢な状況が続いていましたが来年はどうなるでしょうね。
今年もあと3日です。
なんとか頑張って乗り切りましょう。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。
参考文献:
・日経平均プロフィル
https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/archives/summary
・JPX-株式・債券市況
https://www.jpx.co.jp/markets/equities/summary/index.html
・日本経済新聞-2018年12月26日