ガソリンと原油の価格差は●●円
2016年07月21日
皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
今日の東京地方は久しぶりに梅雨らしく雨が降っています。
※出典:気象庁
上の画像は気象庁の「高解像度降水ナウキャスト」の8時15分のものをキャプチャしたものですが、なんだか東京への通勤圏内だけピンポイントで雨が降っているようです。
雨の中の通勤となりますのでご注意ください。
さて突然ですが、問題です。
ガソリンは何から精製されるでしょうか。
正解は、、、原油です。
こんなこと小学生でも知っていることですよね。
原材料の価格が上昇すれば、それから精製される商品価格も上昇します。
例えば、小麦の価格が上昇すればうどんやパンなど小麦を原材料として作られている商品の価格は値上げを検討しなければならなくなります。
これは、原油価格とガソリン価格でも同じことが言えます。
ガソリンは原油から精製されているということは原油価格が上昇すればガソリン価格は上昇し、逆に原油価格が値下がりすればガソリン価格も値下がりするはずです。
2つの価格を見比べてみましょう。
東京ガソリンと東京灯油(日足)
※チャートは『ポジション・トレーダーPRO』から
上が東京ガソリン、下が東京原油の先限つなぎ足です。
きれいにシンクロしていることが解ります。
ここでもう一問。ガソリンと原油はどちらが高いでしょうか。
答えは簡単ですよね。
そうです。ガソリンの方が高いんです。
原油からガソリンが精製される訳ですが、原油のすべてがガソリンに変わる訳ではありません。原油を精製してそこから得られる率を「得率(とくりつ)」といいます。
石油製品の得率(2013年度)
・揮発油(ガソリン) 27.3%
・ナフサ 10.2%
・ジェット燃料 7.7%
・灯油 8.8%
・軽油 21.6%
・重油 18.4%
出典:石油連盟
原油を精製して色々な製品にする訳ですが、原油100に対してできるガソリンの量は27.3しかありません。また、ガソリンの精製は製油所という施設とそれを動かす人の力が必要なのでガソリンを作るのには当然「コスト」がかかる訳です。
実際、どのくらいのコストが掛かるのでしょうか。
先ほどの東京ガソリンと東京原油のチャートの価格差を引き算してみましょう。
導きだされた答えは2016年7月21日現在で「10,310円」でした。
東京ガソリンも東京原油も取引単位は1キロリットル(1000リットル)ですので
1リットル当たりでいえば、「10.31円」が現在のコストとなります。
今回のコスト算出はポジション・トレーダーPROのサヤチャート機能から行いました。
ポジション・トレーダーPROの使い方にご興味がある方は是非パソコン教室まで足を
お運びください。
それでは、今日も素敵な一日になりますように。
このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。