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カタールのLNG(天然ガス)と主要国の化石エネルギー依存度

2018年12月05日


皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

昨日に引き続きカタールの話です。
カタールは来年1月、OPECから脱退することになりそうです。OPECは実質的にサウジアラビアが中心となって管理されているような状況ですが、2017年以降、サウジとカタールは国交断絶しており、今回OPECを脱退したのは、政治的な問題もはらんでいるようです。

2018年10月現在、カタールが生産している原油生産量は60万バレル/日程度です。OPEC全体の生産量は3290万バレル/日ですのでOPEC内でのシェアはわずか1.8%程度なので、原油供給への影響は限定的なようです。

今後カタールは天然ガスに注力していくとのことです。今日は天然ガスについて簡単にご紹介します。

「エネルギー」と言われて真っ先に思い浮かべるのが原油(石油)ですよね。でも実は石油以外にも化石エネルギーと言われているものがあります。それ「天然ガス」と「石炭」です。

下のグラフは主要国の化石エネルギー依存度を表したものです。

主要国の化石燃料依存度(2014年)

※エネルギー白書2017より抜粋

2014年時点で日本のエネルギー依存度の43.5%が石油、26.8%が石炭、そして24.4%が天然ガスとなっています。

他の主要国と比べ日本の石油に依存している割合は高めですが、ほとんどの国で、石炭と天然ガスを足したものの方が石油よりも大きなウエイトを占めています。用途にもよりますが、エネルギーは石油以外から得ることが可能なので、石油以外にも大きなマーケットが存在しています。

2015年 日本の化石燃料輸入先はご覧のとおりです。
2015年 日本の化石燃料輸入先

※日本のエネルギー エネルギーの今を知る20の質問-資源エネルギー庁

石油の大部分は中東からの輸入ですが、石炭はオーストラリアとインドネシア、LNG(天然ガス)はオーストラリア、マレーシア、カタール、ロシアなど色々な国々からの輸入となっています。

カタールがOPECから脱退すると日本のLNG輸入先のほとどんが、非OPEC加盟国からになります。

日本でLNG(天然ガス)の割合が増えてきたのは比較的最近です。発電のためのエネルギー源をみるとオイルショックがあった1973年当時の割合は2.4%、2010年が29.3%、2014年が46.2%と年々増加しています。

少なからず日本においてLNG(天然ガス)への依存度は高くなってきています。

そんなLNG(天然ガス)世界のどこで取れて、どのくらいの埋蔵量があるかを示したのが次のデータです。

世界の天然ガス輸出量

1.ロシア 7,424
2.カタール 4,466
3.ノルウエー 4,244
4.USA 3,168
5.カナダ 2,965

※単位10億立方フィート
※出典:EIA 2017

 

世界の天然ガス埋蔵量

1.ロシア 1,688,000
2.イラク 1,183,000
3.カタール 858,000
4.USA 322,000
5.サウジアラビア 303,000

※単位10億立方フィート
※出典:EIA 2017

 

2017年時点でカタールは世界第2位の輸出量と世界第3位埋蔵量があります。

天然ガスと石油。

今後どちらが主流になっていくんでしょうね。

なお、OPEC総会は、現地時間6日朝10時から、OPECと非OPECのミーティングは7日朝10時から予定されています。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
・日本のエネルギー-資源エネルギー庁
http://www.enecho.meti.go.jp/about/pamphlet/pdf/energy_in_japan2016.pdf
・EIA
https://www.eia.gov/beta/international/rankings/#?prodact=26-4&iso=QAT
・OPEC
https://www.opec.org/opec_web/en/

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