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コラム

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オリンピックと相場

2018年02月14日

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皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

みなさんオリンピック観戦されていますか?

日本のお隣韓国では平昌オリンピック真っ最中です。仕事そっちのけで観戦されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

4年に1度のビックイベントであるオリンピックですが、このオリンピックがマーケットにどのような影響を与えているのか。気になったので調べてみました。

今回調査したのは、オリンピック期間中の値動きとオリンピック終了後1ヶ月間の値動きについてです。

①開会式から閉会式まで
②閉会式からその1ヶ月後まで

この2つについてです。

一般的にオリンピックが終了すると景気後退するなんて言われていますがどうなのでしょうか。

まず、記憶に新しいリオデジャネイロから

リオデジャネイロオリンピックは2016年8月5日から8月21日までです。オリンピックの閉会式がおこなわれる曜日は通常日曜日なのでマーケットは休みです。レートは翌月曜日の値です。

米ドル円、NYダウ、日経225の終値は次のとおりです。

期間中の差分は次のとおりでした。

リオデジャネイロ

ドル円 NYダウ 日経225
開会式 2016年8月5日 101.82 18543 16254
閉会式 2016年8月21日 100.33 18529 16598
2016年9月21日 100.32 18293 16807

 

 

同じようにソチ、ロンドン、バンクーバ、北京の終値はご覧のとおりです。

ソチ

ドル円 NYダウ 日経225
開会式 2014年2月7日 102.3 15794 14462
閉会式 2014年2月23日 102.51 16207 14837
2014年3月24日 102.24 16276 14475

 

ロンドン

ドル円 NYダウ 日経225
開会式 2012年7月27日 78.46 13075 8566
閉会式 2012年8月12日 78.32 13169 8885
2012年9月12日 77.86 13333 8959

 

バンクーバ

ドル円 NYダウ 日経225
開会式 2010年2月12日 89.96 10099 10092
閉会式 2010年2月28日 89.13 10403 10172
2010年3月29日 92.46 10895 10986

 

北京

ドル円 NYダウ 日経225
開会式 2008年8月8日 97.57 9370 10412
閉会式 2008年8月24日 94.56 9509 10581
2009年9月24日 91.28 9707 10544

 

表でまとめてもピンとこないので、値動きをグラフ化してみました。

縦軸が開会式の値を「1」とした際の変動率。横軸はオリンピック開会式当日もしくはその前日を「1日目」とした際の日付の経過です。

オリンピックの開催期間は2週間ですので閉会式がおこなわれた日の翌日が「11」です。

オリンピック閉会から約1ヶ月の値動きを追っていますので値は「34」まであります。

 

まずは、米ドル円から

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規則性のようなものは発見できませんでしたが、青色で示した北京のときは大きく円高方向に変動しています。北京の開会式の日は97.57円だった米ドル円レートは閉会式には94.56円になりそして1ヶ月後の2009年9月24日には91.28円まで円高が進みました。

 

続いてNYダウ

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どちらかというと上昇基調が多かったようです。バンクーバの時は開催期間中に1段、閉会後にもう1段と2段回で上昇し、1ヶ月後には8%近い上昇になりました。

 

最後に日経平均株価

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見た感じ乱高下が激しいのが特徴です。NYダウの変動と比較するとその値動きの荒さは一目瞭然です。現在起きている株価の乱高下は例年のことなんていえるのかも?

オリンピックと相場変動に因果関係があるかどうかはわかりませんが、オリンピックは世界中の人が注目する大イベントです。

オリンピックが終わった後、人々の関心はどこに向かうのでしょうね。なお、平昌オリンピックの閉会式は2018年2月18日(日曜日)です。

さあ、週の折り返し水曜日。

今日も素敵な一日になりますように。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。

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