イギリスの貿易相手国とは
2016年06月21日
皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
今週のマーケットは、イギリスのEU離脱の話でもちきりですが、今日はイギリスの経済について少しだけ見てみたいと思います。
今回EUから離脱するか否かが話題となっていますが、経済の主要指標である貿易をみてみると次のようなことが解ります。
データは英国歳入税関庁統計2014です。
それぞれ主要な貿易相手国との貿易額についてまとめてあります。
まず、EU27域内での貿易は次の通りです。
輸出 | 輸入 | |
ドイツ | 310 | 610 |
オランダ | 230 | 320 |
フランス | 190 | 250 |
アイルランド | 190 | 130 |
EU全体 | 1480 | 2240 |
(単位:億ポンド) ※出典:英歳入税関庁統計 2014年
輸出輸入ともにドイツが最も多いことが解ります。次いでオランダ、フランスと続きます。ドイツからの輸入金額は他の国のそれを圧倒する金額となっていることが解ります。
続いてEU27域外との貿易です。
輸出 | 輸入 | |
アメリカ | 370 | 280 |
中国 | 140 | 360 |
スイス | 100 | 80 |
ロシア | 40 | 60 |
EU外全体 | 1440 | 1880 |
(単位:億ポンド) ※出典:英歳入税関庁統計 2014年
想像通りアメリカ、中国の名前が上がってきます。やはりこの2大巨頭は世界中どこを見ても名前が出てきます。
数字の行き来だけでみれば、ドイツから多くのものを輸入していることが解ります。また、輸出金額でみるとEU全体への輸出額は1480億ポンドだったのに対して、EU外への輸出額は1440億ポンドでしたので、EUへの輸出額が全体の半分を上回っている計算になります。
逆に輸入はEUからの輸入額が2240億ポンド、EU外からの輸入が1880億ポンドでしたのでEUへの依存の方が多いようです。
オーストラリアやカナダ、ニュージーランドなど、主に旧大英帝国の植民地で構成されるイギリス連邦との貿易額はそれほどの規模は無いようです。
ちなみに日本は輸出が7位、輸入は9位なので、日本とイギリス間での直接的な貿易量はそれほどでもないことが解ります。
世界で5番目のGDPを誇るイギリスのEU離脱問題。週末まで今日を入れてあと4日。このまま平穏に終わってくれればいいのですが。。。
ということで、今日も素敵な一日になりますように。
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