アメリカ住宅着工許可件数の推移
2019年12月20日
皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
来週はクリスマスですね。平成の頃は上皇さまの誕生日である12月23日が天皇誕生日で国民の祝日でしたが、時代は令和に替わり12月23日は祝日ではなくなってしまいました。
平成の時代は、23日の祝日を利用して家の大掃除をしたり、年賀状を書いたりと年末の大仕事をしていましたが、祝日がなくなってしまいましたのでそんな時間もなくなってしまいました。
上皇誕生日も祝日になってほしいと願う12月20日の朝です。
今週、アメリカの住宅着工許可件数が発表されました。
11月の住宅着工許可件数は148.2万件と12年半ぶりの高水準でした。
データがある1960年からの着工許可件数をグラフにするとご覧のようになります。
住宅着工許可件数(1960年-)
※米国国勢調査局
一定の周期で許可件数は増えたり減ったりしていますが、概ね50万件台から200万件台の間で増減していることが解ります。
一方、次のグラフはアメリカの人口の推移です。
アメリカの人口(1980年-)
※出典:IMF
データソースの都合から住宅着工許可件数と時系列がズレてしまっていますが、基本的にアメリカの人口は右肩上がりで推移しています。1980年時点で2億2762万人だった人口は2019年には3億2927万人まで膨れ上がっています。
人口が増えた分、住宅が必要になりますので基本的に住宅着工許可件数は増え続けるはずです。
人口の変化が分かりやすいように前年との増減をグラフにするとご覧のようになります。
アメリカの人口増減数(1980年-)
※出典:IMF
人口増加数が多かったのが1990年代でそれ以降は徐々に減速してきています。
そんな中で今回発表された11月の住宅着工許可件数が12年半ぶりの高水準になったことは、アメリカ実経済の底堅さを物語っているように思えます。
過去60年間の推移から見て今の着工件数が高い水準にある訳ではありません。今後、まだまだ伸びる可能性を秘めていそうですね。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。
参考文献:
・IMF
https://www.imf.org/
・米国国勢調査局
https://www.census.gov/economic-indicators/#housing_starts