アメリカ、ワクチン接種率の伸びが鈍化!雇用統計への影響は?
2021年08月06日
皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。
早いもので来週はお盆ですね。
今年のお盆は8月13日金曜日から8月16日月曜日までの3日間です。明日、8月7日土曜日から16日月曜日まで10連休という方も多いのではないでしょうか。
さて、今夜は米雇用統計の発表があります。
事前予想では、非農業部門雇用者数が87万人増加し、失業率が0.2ポイント改善し5.7%になるのではないかとみられています。
アメリカ非農業部門雇用者数
出典:米労働省
先月の発表では85万人の増加でしたのでそれに匹敵する人数の増加が見込めると予想されています。ワクチン接種によってどれだけアメリカの雇用が回復しているのか、とても気になるところですが、当初の想定よりもワクチン接種は進んでいないようです。
下のグラフは、G7メンバー国のワクチン接種(1回目)の状況をグラフで表したものです。
ワクチン接種率(1回目)-G7
出典:Our World in Data
約2か月前の6月3日時点でアメリカの接種率は、50.56%とイタリア、フランス、ドイツよりも高い接種率でした。
ところが、8月6日時点での接種率は57.68%までしか増加せず、ヨーロッパ3国に抜かれてしまいました。現在の増加率で考えると数ヶ月後には日本にも抜かれてしまう可能性も出てきました。
今後、余程の事が起きない限り、アメリカの接種率が急激に増加するとは考えにくいので、おそらく6割程度の人がワクチンを接種して、残りの4割程度の人が接種しないというのが最終結果になるのではないでしょうか。
これがアメリカの経済活動にどう影響するのか。
まずは、今晩の雇用統計に注目ですね。
なお、前回の雇用統計時の値動きについては、バックナンバー「米雇用統計の結果とワクチン接種率」をご覧ください。
・米雇用統計の結果とワクチン接種率
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