そういえば消費税ってこのままいくと2019年10月に増税でしたね。
2018年08月01日
皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
本日、日本銀行発表「経済・物価情勢の展望」が公開されました。
レポートによると2018年の実質GDP成長率は4月時点での見通しよりも0.1%悪化し1.5%になりましたが、2019年と2020年の見通しは前回と変わらず、それぞれ0.8%でした。
2020年には東京オリンピックがありますが、実質成長率の変動を見る限りではその恩恵があるようには見えません。
2019年と2020年の成長速度は鈍化してしまうようです。2020年に実施されるオリンピックですが、その関連する公共投資は2017年をピークに減少していってしまうようです。当然と言えば当然ですが、実際の開催年よりもその準備段階の方が投資額が大きく、GDPに与える影響も大きくなっています。
2019年、2020年は、内需減速を背景に成長ペースが鈍化するものの外需に支えられ景気拡大基調は続くものと見込まれています。
もうひとつ、今回発表されたデータで個人的に気になったのが今後の消費者物価指数の見通しです。
2018年は1.5%と目標の2%に届かないものの2019年、2020年には2%の大台まで上昇するとの見通しです。
ただし、これにはカラクリがあります。
それが消費税です。予定どおりにいくと2019年10月に消費税が現行の8%から10%に引きあげられます。本体価格100円の商品を購入する場合、現在の税率であれば108円で購入できますが、2019年10月以降は110円支払わなければ購入できなくなってしまいますので、その差分物価が上昇します。
消費税率引き上げの影響を除いたケースでは、2019年の物価上昇率が1.5%、2020年の物価上昇率が1.6%になりそうです。
消費税の増税。
すっかり忘れていました。
このままでいけば消費税増税まであと1年2カ月ほど。
高額な買い物をするのであれば増税される前の方が割安かもしれませんね。
なお、日銀公表したレポート「経済・物価情勢の展望」は日銀のホームページから閲覧可能です。ご興味がある方は是非覗いてみてください。
・経済・物価情勢の展望(日本銀行)
http://www.boj.or.jp/mopo/outlook/gor1807b.pdf
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参考文献:
・経済・物価情勢の展望(日本銀行)
http://www.boj.or.jp/mopo/outlook/gor1807b.pdf