いつからアメリカは世界No.1の経済大国なのか-前編
2018年04月17日
皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
毎日色々なニュースが報道されていますが、ここ最近話題になっている国外のニュースのほとんどにアメリカが絡んでいることにお気づきですか?
シリアの化学兵器問題、貿易戦争問題、そして北朝鮮の問題、これらのニュース全部アメリカが関係しているニュースです。
安倍総理は17日から20日まで訪米し、フロリダにあるトランプ大統領の別荘で首脳会談とゴルフをおこなうそうです。これもアメリカがらみニュースですよね。
経済だけでなく世界で起きている様々な問題にアメリカは関わっています。
歴史的なことを思うと、リーマンショック、同時多発テロ、湾岸戦争、冷戦、ベトナム戦争、キューバ危機、朝鮮戦争、第二次世界大戦など、ここ70年間で起きた大きな出来事のほとんどはアメリカが当事者な出来事です。
ペリーが軍艦黒船4隻を率いて浦賀に来航したのが1853年6月です。
「人民の、人民による、人民のための政治・・」で有名なリンカーンの大統領任期は1861年から1865年ですので、ペリーが日本に開国を迫ったのはアメリカ南北戦争よりも前の話ですが、そのころから世界はアメリカを中心に動いていたのでしょうか。
こうして歴史的背景を見てみるとずいぶんと昔からアメリカは世界に与える影響力が大きかったことを物語っています。
少なからず、私が子供の頃からアメリカは世界NO.1の経済大国でその頃日本はアメリカに次いでナンバー2だったと記憶しています。
現在は中国に抜かれ、ナンバー3になってしまいましたが、この状況は今後も変わらないのでしょうか。
色々なデータをもとにアメリカという国について考えてみたいと思います。
まず、はじめに現在の状況です。
IMFが調べた世界のGDP(米ドルベース)のランキングです。
2017年
1位 アメリカ 19362
2位 中国 11937
3位 日本 4884
4位 ドイツ 3651
5位 イギリス 2565
※単位 10億ドル
日本は3位ですが、すでに中国とはダブルスコア、アメリカの経済規模にいたっては日本の4倍となっています。
IMFが予測する今後の状況です。
今から4年後の2022年にはご覧のようになっているとの予測です。
2022年
1位 アメリカ 23505
2位 中国 18382
3位 日本 5482
4位 ドイツ 4452
5位 イタリア 3923
6位 フランス 3162
7位 イギリス 2960
4年後も日本は3位をキープしていますがアメリカ、中国の経済成長は今後も続きこの2国との差はさらに広がるだろうとの予測です。また、2016年6月にEUからの離脱を決めたイギリス経済の成長速度は鈍化し、イタリア、フランスに抜かれるとの予測になっています。
このデータをグラフにしたものが次のものです。
世界のGDP-1980年から
※出典:IMF
一番上の青い線がアメリカですが、圧倒的な状況です。
IMFのデータベースで確認できるデータは1980年からですが、1980年からの40年間、ずっとアメリカが一番です。2009年以降中国が急成長していますが、それ以外の国は同じような水準となっています。
やっぱりアメリカって凄いんですね。
いつからアメリカが世界No.1の大国になったのかは、もう少し古いデータから検証する必要がありそうです。
つづきは次回ということで・・・。
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