「Japan IT Week 2018 春」にいってきました。
2018年05月10日
皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
5月9日から11日まで東京ビックサイトでおこなわれている「2018 Japan IT Week 春」に行って来ました。このイベントは、リード エグジビション ジャパン(株)さん主催のもので1700社がブースを構える日本最大のIT展示会です。
私は、午後から3時間ほど会場で色々なブースをみて回ったのですが、さすがに1700ものブースがあるととても3時間では見切ることができませんでした。
駆け足で色々なブースを見て回りましたが全体的に印象に残ったのがこれまで人がやっていた業務をコンピュータが代わっておこなうサービスを展示するブースが増えたように感じました。
特に多かったのがチャットボットに関するブースと業務改善に関するブースです。
チャットボットは、コンピュータが人間に代わってチャットをおこなうサービスですが、これを取り扱う企業がとても多くありました。
コールセンター業務やお問い合わせ窓口などを人ではなくチャットボットがおこなうことで少ない人数で業務をおこなうことが可能になってきています。
シンプルな問い合わせ、初歩的な問い合わせはチャットボットがおこない、それでも解決できない複雑な問い合わせについては有人でサポートする。そんなサービスが普通におこなわれる世の中になってきました。
一見すると人間の仕事が機械に奪われてしまっているようにも見えますがそうではありません。
現在日本の労働力人口は急速に減少しています。
総務省が調べた就業者数の見通しは次のようになっています。
このまま現状のシナリオでいけば、2015年時点で6376万人いた日本の就業者数は今から12年後の2030年には5561万人に減少してしまいます。働く人の数が12.8%減少してしまいますので現在と同じ生産力を維持するためにはその分の生産力を何らかの形で補わなければならなくなってしまいます。
2030年の人口ピラミッドが次のものです。
20歳から64歳の人口は6278万人ですが、団塊ジュニア世代が50代半ばになりますので日本の企業はおじさんとおばさんばかりになってしまうようです。
今回のイベントで業務改善に関するブースが多く出店されていましたが、エクセルやパワーポイントで資料を作成したり、手書きで書面を作成したりそのような作業に多くの時間が割かれている企業が多いのが現状です。
それらが簡単かつスピーディに作成できるようになると業務効率があがりひとり当たりの生産性が向上するようです。
先程みたように2030年の就業者数は12.8%減少してしまい、その多くは体力が落ちた中高年ばかりになってしまいます。
12.8%長時間働くか、それとも同じ時間で12.8%生産性を向上させるか。
色々と刺激を受けたイベントでした。
お時間がある方は是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。ご了承ください。
参考文献:
Japan IT Week 春
http://www.japan-it.jp/haru/
総務省 3-3:生産年齢人口の減少
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2017/0125/shiryo_04-2-3.pdf