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FXがデイトレードに適している理由

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FXがデイトレードに適している理由

FXがデイトレードに適している理由

FXがデイトレードに向いている理由

FXに限らず、投資の期間におけるスタンスについては明確な定義こそないものの次のように分類されます。

・1日のなかでの短期的な利ザヤを狙うデイトレード
・数週間から数カ月程度の中期的なトレンドを捉えるスイングトレード
・長期的な価格変動の継続を狙う長期トレード

更にこれらに加え、デイトレードの中でも数銭の利ザヤを得るために、数秒から数分の間でおこなう取引については、スキャルピングと言います。なお、これらはあくまでも期間(時間軸)を基本にした取引スタンスで、「中期」や「長期」などが実際にどれくらいの期間を指すのかについては個々の投資家により異なります。

そして、この取引期間においてその通貨ペアが現在上昇傾向にあるのか、下落傾向にあるのかといった

相場の基調判断が重要になります。

したがって、例えば「金融政策の変更が見込まれる為、数年後には円安になると考えられるものの、当面は主だった経済指標や経済イベントが無いため方向感が出にくいが、短期的に日本の国債利回りが上昇しているため、直近は円高に動いている」というようなケースもあるわけです。

そういった中で、相場の方向性を確認するのに利用されるのが、価格変動の推移をグラフ化した「チャート」です。更に、このチャートには価格だけでなく、相場のトレンドを示す移動平均線や相場の勢い(速さ)を示すモメンタムなどのテクニカル指標などを表示することもできます。

こういったチャートを利用することで、相場の方向性や勢いを確認するわけです。
ただし、超短期的な値動きについては、

経済指標の結果や市場心理の変化に左右されやすい

ということを認識しておく必要があります。

例えば、分足チャートなどで相場が上昇基調を示していても、経済指標の結果が予想外だったことで悪材料と捉えられ、これまでのトレンドを否定して相場が急落するというようなケースがあります。そして、デイトレード、特にスキャルピングにおいては、このような短期的な価格変動を狙うのが一般的な取引手法になるわけです。

ちなみにFXのような証拠金取引の場合、

口座残高によりポジション数量を調整することで

取引サイズを調整できるという特徴があります。

例えば、口座残高が150万円ある場合を想定してみて下さい。
ドル円の為替レートが150円、ドル円の証拠金が6万円のとき、最大で25万ドルの買いポジション持つことができますが、実際の取引金額は日本円換算で3,750万円分の取引をおこなっているということになります。しかしながら、この場合1円相場が反対方向に動いてしまえば25万円もの損失に見舞われてしまうわけです。

一方で、同様に為替レートが150円、ドル円の証拠金が6万円のときに、1万ドルしかポジションを持たなければ、実際の取引金額は150万円分でしかありません。この場合に相場が1円反対方向に動いても1万円程度の損失となり、25万ドルポジションを持った時よりも痛手は小さくなるわけです。

それでは、取引期間の違いによるポジション数量はどのように調整すればいいのでしょうか?

・中長期のスイングトレードや長期投資ならポジション数量を減らし余剰金を多めにする
・デイトレードなどの短期トレードであれば、ポジションを多く持ちリスク管理の為に損切りのためのストップロスをしっかり置く

ことが重要です。
これらをしっかり意識しておくことが、FX取引を長く続けるためのポイントのひとつと言えます。

このようにデイトレードは中長期の取引に比べて、狙える値幅が小さくなる分、保有するポジション量(アマウント)は大きくも小さくもできる訳です。つまり、

デイトレードは中長期投資に比べ、ポジション数量の調整やストップロスによって価格変動リスクをある程度限定したり、制御したりしやすい

と言えます。
更に、FXは24時間取引可能です。仕事や家事などが終わって夕飯を食べ終わった後、夜9時頃からがもっとも取引が活発になる時間です。

したがって、日本の個人投資家にとっては、毎日、トレードのチャンスがあるとも言えます。また、動かないと思えば、取引する必要だってありません。

ちなみに、値段が動きやすい経済イベントなどは、▼経済指標カレンダーで確認できるため、経済イベントの結果を受けて相場が動き始めた方に投資するという売買が可能です。
※こういった取引手法をイベントドリブンなどと言い、ヘッジファンドなどで利用されています。

一方で、前述のとおりリスクを限定するためにはリスク管理が必要です。
※リスク管理の方法については次項でその詳細をご紹介いたします。

また、デイトレードという言葉のとおり、損失が出ていようとNY市場のクローズまでにはポジションを閉じる(手仕舞う、決済する)のが基本的なルールとなるため、心理的な強さも必要です。

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FXにおけるチャートの見方とチャート分析の基礎

 

デイトレードは個人的な感情を排除してルール化しよう

デイトレードは個人的な感情を排除してルール化しよう

さて、FXにおけるデイトレード(以下デイトレ)のメリットなどをご紹介いたしましたが、初心者が陥りやすいミスのひとつが、ストップロス(=損切り注文)を置かないことです。ストップロスを置かないだけでなく、デイトレの予定で取ったポジションなのに、

見通しの逆に行ってしまったので、次の日もポジションを持ちつづける

といったことも往々に生じます。

もちろん、余剰金が多く少ないアマウントの場合であれば、それでも良いケースもあるかもしれません。
しかしながら、デイトレとして大きなアマウントだったり、中長期的なトレンドとは真逆のポジションを取っていたりする場合は大変危険です。

「ポジションを持ち越すことで損失が膨らむ可能性が高い」、つまり

損失を先送りすることで傷口が広がる可能性が高い

ということが言えるのです。
損切りの難易度は、特に株式投資の経験者にとっては難しいという傾向もあります。

買った値段より下落しても配当や株主優待があるから・・・

というインカムゲイン部分に視点を移しがちだからです。

FXでも、スワップポイントとうインカムゲイン的な部分がありますが、レバレッジ取引である以上、為替レートの変動に伴う差損益が圧倒的に大きいため、

損切りの重要性が投信や株式に比べて圧倒的に高い

ということを理解しておかなければなりません。

デイトレの場合、ポジションを取る(エントリー)と同時に、

ストップロス(損切り)の設定は必須

と認識し、自身の感情や心理状態に関係なく、機械的なポジション管理を行うことが何より重要なのです。

みなさんの投資スタイルにもマッチしており、為替変動リスクを限定的に留めるという意味合いでも、デイトレはしやすいと言うのは事実。しかしそれは、あくまでもストップロスやポジション管理をしっかりと行うことが大前提です。

自ら損失を確定させるのは、かなり勇気のいることですが、

個人的な感情を排除してルール化する

ことがデイトレには必須なのです。

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