皆さん、こんにちは、小次郎講師です。
助手のムサシです。
★[小次郎講師]★
本日は複利運用の話2回目。
☆[ムサシ]☆
複利運用凄いですね。利用します。
★[小次郎講師]★
甘い。何も考えずに利用してはいけない。
☆[ムサシ]☆
甘いんですか?
★[小次郎講師]★
甘い。全てのものには光と影、表と裏がある。素晴らしいと思えるものには必ず落とし穴がある。正しく理解するように。
☆[ムサシ]☆
そうですか、・・・落とし穴があるんですね?
★[小次郎講師]★
ある。
【1、平等と思われるゲームの落とし穴】
★[小次郎講師]★
さて、ムサシ君、唐突だが、私と勝負をしよう。
☆[ムサシ]☆
え?どんな勝負ですか?
★[小次郎講師]★
ここにトランプが8枚ある。4枚が赤で4枚が黒。確認してごらん。
☆[ムサシ]☆
確かに。
★[小次郎講師]★
このトランプをムサシ君が1枚ずつ引いていく。赤が出ればムサシ君の勝ち、黒が出たら負けだ。
☆[ムサシ]☆
1枚ずつ引いて、引いたカードは除いていくんですね?すると最後には4勝4敗になる。合ってますか?
★[小次郎講師]★
合ってる。
☆[ムサシ]☆
4勝4敗と最初からわかっているんですから、後は勝った時の金額、負けた時の金額が勝負を分けますね。そこはどうなんですか?
★[小次郎講師]★
こういう賭けだ。100万円の元金を元にトランプで勝負をする。勝てば20%増える、負ければ20%減る。公平だろ?
☆[ムサシ]☆
公平ですね。100万円が勝てば20万増える、負ければ20万減るということですね。で、勝つか負けるかは50%。公平だと思います。
★[小次郎講師]★
2回目は最初勝った場合は120万を投資する、負けた場合は80万を投資する。
☆[ムサシ]☆
つまり増えた額も投資していくわけですね。
★[小次郎講師]★
そういうこと。2回目も勝てば20%増え、負ければ20%減る。公平だろ?
☆[ムサシ]☆
最初勝ったときの投資金は今120万で、そこから勝てば24万増えて、負ければ24万減る。最初負けたときの投資金は今80万で、そこから勝てば16万増えて、負ければ16万減るってことですね。公平ですね。
★[小次郎講師]★
3回目以降も同じ。勝っても負けても全額を投資していき、勝てば20%増える、負ければ20%減るというゲームを繰り返す。
☆[ムサシ]☆
それをトランプを引きながらやるわけですね。トランプは赤が4枚、黒が4枚、最後には4勝4敗となるのはわかっている。
★[小次郎講師]★
賭けとしては公平なのはわかっていただけたね?後は運が強いかどうか。さあ、やってみよう。
☆[ムサシ]☆
結果は引き分けで100万円のままとなるんじゃないですか?
★[小次郎講師]★
そうかな、まあやってみよう。順にトランプを引いてごらん。
☆[ムサシ]☆
はい。
☆[ムサシ]☆
確かに4勝4敗でした。
★[小次郎講師]★
さて、金額はどうなっているかな?
☆[ムサシ]☆
ありゃ。85万になってる!
★[小次郎講師]★
残念。つきがなかったね。15万は後で私の口座に振り込むように。
☆[ムサシ]☆
そんな!
【2、有利と思われるゲームの落とし穴】
★[小次郎講師]★
それではかわいそうだからもう1回チャンスを与えよう。今度は負けているムサシ君に…
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