皆さん、こんにちは、小次郎講師です。
助手のムサシです。
★[小次郎講師]★
本日は「トレンドフォロー」と「逆張り」について解説したい。
☆[ムサシ]☆
よろしくお願いします。
★[小次郎講師]★
日本ではかつて「順張り」「逆張り」と言っていたが、海外からトレンドフォロー戦略がどんどん持ち込まれ、トレンドフォロー関連の本が目立つようになった。
よって「トレンドフォロー」という言葉が定着した。
☆[ムサシ]☆
トレンドフォローに対する英語は何なんですか?
★[小次郎講師]★
「カウンタートレンド」あるいは「カウンタートレード」という言葉が使われるが和製英語のようで、どちらが正解とは言えない。
ま、実は「トレンドフォロー」自体が和製英語だ。
☆[ムサシ]☆
和製英語なんですね。
★[小次郎講師]★
いつしか、順張りは「トレンドフォロー」の方が一般的になった。
しかし、「逆張り」は今でも「逆張り」が一般的。
本日の説明では「逆張り」と比較するときは「順張り」と言い、その他のときには「トレンドフォロー」と言ったりするが、どちらも同じ意味。
☆[ムサシ]☆
了解です。
【1、順張りとは?逆張りとは?】
★[小次郎講師]★
まずは用語の使い方から確認しておく。
☆[ムサシ]☆
これは知っています。
★[小次郎講師]★
知っているようで意外と知らないのだよ。
☆[ムサシ]☆
そうなんですか?
★[小次郎講師]★
こうやって下がっているときに買うとしたらそれが逆張りだというのは誰でもわかる。
しかし次のケースはどうだろう?
★[小次郎講師]★
ここで買うとしたら順張りかな逆張りかな?
☆[ムサシ]☆
なるほど、これは意見が分かれそうですね。
★[小次郎講師]★
大局下げトレンドはまだ変わったといえないので、その大局トレンドに対しては逆張りになる。
しかし、目先は上昇しているのでその動きには順張りになる。
ここら辺のことを曖昧にしたまま順張りがいい、逆張りがいいという議論が多いので注意が必要。
激しく争ってながら意外と両者の考え方が近かったりする。
☆[ムサシ]☆
講師は順張り派ですよね?
★[小次郎講師]★
私はタートルズの流れを組むのでトレンドフォローが好きだが、もちろん、時期によっては逆張りの方が有効なことがある。
だから、ある時期はトレンドフォロー、ある時期は逆張りというのが一番正しい姿勢。
但し、Aのケースで買うことは、私は禁止している。
☆[ムサシ]☆
下がっているときに買うという行為ですね。禁止ですか。
でも下がってそろそろ底が近いというところから買っていくという人はいますよね。そして2、3回ナンピンしているうちに価格が底を打って上昇していくという戦法をとっている人はそれなりにいますよ、上級者でも。
★[小次郎講師]★
そもそもナンピン自体を私は禁止しているからね。
☆[ムサシ]☆
そうでした。
★[小次郎講師]★
確かにAのケースで、底が近いという判断の元に、ナンピンで買い下がっていけば、そのうちに上がっていくという結果は多い。だから成功率はそれなりに高い。
しかし、ナンピンしてもしても下がっていく相場があることも事実。このことはナンピンの説明のときに解説したけどね。
いくら成功率が高くても失敗したときに命取りになる可能性のある手法は禁じ手だ。
☆[ムサシ]☆
では講師が買うのはBのケースだけですね。
ということはBを順張りと捉えれば、講師はやはり順張りしかしないということですね。
★[小次郎講師]★
そういうことになるね。
ただ、先ほども言ったが、Bのケースを逆張りと呼んでいる人も多い。
【2、トレンドフォローか?逆張りか?】
☆[ムサシ]☆
順張りと逆張りを使い分けられればそれが一番ですが、世の中にはトレンドフォロー派、逆張り派という投資家がいます。
これはどちらに優位性があると思われますか?
★[小次郎講師]★
それはもう結論が出ている、、、
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