皆さん、こんにちは、小次郎講師です。

 

 

 

助手のムサシです。

 

★［小次郎講師］★
本日のテーマは「何故投資をするのか？」

☆［ムサシ］☆
壮大なテーマですが、今それを聞きますか？

★［小次郎講師］★
この長期の連載も第一部の終焉に向かっている。
今、ここで、このテーマを取り扱うことはとても大事だ。

　　【１、何故投資をするのか？】

★［小次郎講師］★
ムサシ君はなんのために投資をする？

☆［ムサシ］☆
あらためて聞かれると困りますが、財産を殖やすためです。みんなそうじゃないですか？

★［小次郎講師］★
お金を増やしてどうする？

☆［ムサシ］☆
お金はあればあるほど、安心じゃないですか？
老後の不安、病気になる不安、世の中には不安がいっぱいありますからね。

★［小次郎講師］★
そのために、いくらのお金が要る？

☆［ムサシ］☆
想像もつきません。あればあるほどいいです。

★［小次郎講師］★
不安に対応しようとするとそうなる。
老後の不安、病気の不安、事故に遭う不安、災害に遭う不安、人に騙されたり、自分の不注意で他人から損害賠償を求められる事態になることだってある。
と考えていくと、お金というのはいくらあっても安心出来ない。
で、もっともっととお金を追い求めることは、実はお金に支配されている。
お金に支配された人生ほどつまらないものはない。

☆［ムサシ］☆
お金に支配される？

★［小次郎講師］★
お金というのは人間が作った便利な道具のひとつだ。
だが、それがいつの間にかお金に支配され、お金の奴隷になってしまうことがある。
お金があればあるほどいいというのは一見真理だが、実は、お金がいくらあっても安心にはつながらない。
で、さらにもっともっととお金を追い求めるが、追いかければ追いかけるほどお金は逃げていく。

☆［ムサシ］☆
おっしゃることはよくわかります。

★［小次郎講師］★
ということで、投資の話を突き詰めていくには一度この話はじっくりとしなければいけない。
投資は何のためにするのか？それをしっかりと理解していなければ投資で成功することは出来ない。

☆［ムサシ］☆
なるほど。では、教えてください。小次郎講師の考える投資をする理由ってなんですか？

★［小次郎講師］★
投資の目的は二つ、幸せになること、豊になること。

☆［ムサシ］☆
この講座で、こんな哲学的な話になるとは思いませんでした。

★［小次郎講師］★
哲学ではないが、この目的意識をしっかりと持っている人間だけが投資で成功出来る。
投資で大金を手にした。その結果、家庭が崩壊したなどというケースはよくある。投資で大金を稼ぐ＝投資で成功ではない。

　　【２、投資を通じて幸せになるとは？】

☆［ムサシ］☆
ではもっと詳しく教えてください。幸せになるってどういうことですか？

★［小次郎講師］★
幸せとはライフワークを見つけること、そしてそれを実現するために突き進むこと。

★［小次郎講師］★
ライフワークとは決して大げさなものでなくていい。
健康で明るい家庭を作るというのも立派なライフワークだし、誰にも迷惑をかけないように老後の生活設計を立てるというのもライフワークだ。

☆［ムサシ］☆
ライフワークって言うと、がんの特効薬を開発するとか、後進国に学校を建てるとか、スケールの大きいことを想像してましたが、そういうことでなくてもいいんですね。

★［小次郎講師］★
ライフワークとは天から与えられたその人の使命、いわゆる天命ということになるが、全ての人が世界平和や人類の発展に貢献出来るわけではない。
何百万人を幸せにするということから、配偶者や子供を幸せにするというところまで全てがライフワークだ。わかりやすくライフワークと通常の仕事と比較してみよう。

☆［ムサシ］☆
なるほど、わかりました。

★［小次郎講師］★
芸術活動などというのがライフワークのひとつの例だ。
世界的な音楽家になるのでなくても、楽器や歌が上手であれば他人を幸せにすることが出来る。そういったことを人生を通じて究めていくことは素敵なライフワークだ。
ただ、そういったものの中にはお金に結びつかないことがいっぱいある。

☆［ムサシ］☆
確かに。

★［小次郎講師］★
お金につながる仕事も大事だが、お金につながらないことのなかにも重要なことはいっぱいある。
それを実現するために、お金が必要なのだ。

☆［ムサシ］☆
なるほど、いつのまにか手段が目的に変わってました。

★［小次郎講師］★
お金を稼ぐことが目的の人生は味気ない。
お金の役割をひとことで言うと、目的地にたどりつくための「燃料」ということだ。

☆［ムサシ］☆
燃料！？

★［小次郎講師］★
お金はライフワークを続けていくための燃料。
燃料がなければ飛行機も飛ばないし、車も動かない。でも燃料だけあっても、行き先が決まっていないとしたら、

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