皆さん、こんにちは、小次郎講師です。
助手のムサシです。
★[小次郎講師]★
本日は追加のルールの代表ピラミッティングについて研究したい。
☆[ムサシ]☆
よろしくお願いします。
【1、ピラミッティングとは?】
★[小次郎講師]★
ピラミッティングとは追加注文のこと。
トレードの中では最難関テクニックに当たる。
☆[ムサシ]☆
もっともレベルが高いんですね。
★[小次郎講師]★
仕掛けや手じまいをいろいろ工夫しているアマチュアのトップトレーダーでも、追加だけ出来ていない。
ほとんどのトレーダーが「建てる」、「手じまう」、「建てる」、「手じまう」の繰り返しで終わってしまっている。
☆[ムサシ]☆
追加して失敗すると痛いですからね。
★[小次郎講師]★
タートルズのトレード手法を検証すると、驚くべきことに失敗したトレードの大半は1ユニットで失敗している。
ところが、いったんトレンドが出来ると4ユニットで利益を上げる。
これにより勝率が少々悪くても驚異のリスクリワード比率を生み出している。
☆[ムサシ]☆
そこら辺がタートルズのトレード手法の肝の部分ですね。
★[小次郎講師]★
少なくてもトレードのプロになろうと思うなら、「追加」はマスターしなければいけない。
☆[ムサシ]☆
教えてください。
【2、ギャンのピラミッティング】
★[小次郎講師]★
海外では追加のことを「ピラミッティング」と言うが、これは「ギャン理論」で有名なW.D.ギャン氏がトレードルールの作り方の中で名付けた。
☆[ムサシ]☆
ピラミッドのように追加していくという意味ですね。
★[小次郎講師]★
その通り、まずは一番の基本からお教えしよう。基本は半分ずつの追加となる。
☆[ムサシ]☆
半分ずつ?
★[小次郎講師]★
つまり最初に20買ったら次は10その次は5、その次は2、その次は1となる。
☆[ムサシ]☆
金で例えたら、20枚買う、10枚買う、5枚買う、2枚買う、1枚買うということですね。
★[小次郎講師]★
だね。これが追加の基本形。終了した時点での取引量は38となり、ほぼスタート時点の2倍となる。
☆[ムサシ]☆
なるほど。
★[小次郎講師]★
これを仮に3000円のところから100円ずつ追加していったとすると
★[小次郎講師]★
となる。このときの買値の平均値は3079円。3400円まで買い進んだことを思うと平均価格が低い。
☆[ムサシ]☆
この買い値の平均値が上がらないというのがこの半分ずつ追加していくピラミッティングのいいところですね。
★[小次郎講師]★
そうだね。
【3、タートルズの同量追加】
★[小次郎講師]★
これに対して同量ずつ追加していくという手法もある。
既に勉強したタートルズなどが代表だ。同額の追加だとすると
★[小次郎講師]★
となる。
☆[ムサシ]☆
あれ、タートルズってそんなに追加しましたっけ?
★[小次郎講師]★
しない、タートルズの手法は3回まで。
これはあくまでタートルズと離れて同量ずつ追加していくシステムでのケース。
このケースでは4回追加して買値の平均値は3200円となる。
☆[ムサシ]☆
ギャンピラミッティングと比べて随分高いですね。
【4、リバモアの逆ピラミッティング】
★[小次郎講師]★
続いてリバモアのピラミッティング
☆[ムサシ]☆
ジェシー・リバモアですね。
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