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【第21回】 エッジの発生する仕組み 2 「抵抗線と支持線」

2015.02.13

皆さん、こんにちは、小次郎講師です。

 

 

 

助手のムサシです。よろしくお願いします。

 

★[小次郎講師]★
さまざまなエッジの発生する状態を紹介している。
まずは新高値・新安値更新のエッジ。

☆[ムサシ]☆
それはタートルズのエッジのところでも習いました。

★[小次郎講師]★
そうだね。まずは再確認しよう。

  【1、新高値・新安値更新のエッジ】

★[小次郎講師]★
上記図を見てごらん。
上昇トレンドがあり、価格が一度3640円まで上がって押し目を付けた。

☆[ムサシ]☆
2012年4月のところですね。

★[小次郎講師]★
そうだ。この上昇トレンドでムサシ君が買っていたとする。
そして3640円でピークを迎え、押し目となった。
そのときのムサシ君の気持ちはどんな気持ちだ?

☆[ムサシ]☆
そりゃ、「しまった」ですね。
3640円のところで売れば、大きな利益を取れたでしょうからね。

★[小次郎講師]★
だな。
そう思った投資家はどういった気持ちになるかというと「今度、また3640円まで上がったら、そのときは絶対決済するぞ」という気持ちになる。

☆[ムサシ]☆
なりますね。

★[小次郎講師]★
で、3640円を指値とした決済注文を出す。

☆[ムサシ]☆
なるほど、3640円の売り指値ですね。

★[小次郎講師]★
そういった指値の売りが3640円のところには大量にたまっていく。
やがて、価格がさらに下がって3640円にはなかなか行きそうもないと思うと投資家は指値を少し下げる。

☆[ムサシ]☆
人間てのは常に欲がありますから、今の値段で決済しようとはなかなか思わないんですね。

★[小次郎講師]★
そういうことだ。
そこで、3640円から現在の値段までの間にさまざまな売りの指値が出てくることになる。

☆[ムサシ]☆
なるほど。

★[小次郎講師]★
するとどうなるか、価格が上昇しようとすると、その売り指値が待ち構えていて、上がれば売られる、上がれば売られるの繰り返しとなる。

☆[ムサシ]☆
なるほど、上の図を見てもそんな感じですね。

★[小次郎講師]★
そしてその売り指値をひとつずつ消化して価格がようやく上がってきても、最後に3640円のところに大量の売りものがある。

☆[ムサシ]☆
確かに2012年11月末に、3640円を挑戦して跳ね返されてますね。
これが大量の売り指値のせいだったんっですね。

★[小次郎講師]★
そういうこと。
そして、その大量の売りもなんとか消化して価格が3640円を超えてきたとする。

☆[ムサシ]☆
茨の道を乗り越えて、ようやく日の目を見るところまで来たわけですね。

★[小次郎講師]★
そういうこと。
するとそこから先は頭を押さえる売りはもうない。
3640円までは上がれば売られ上がれば売られだったのが、3640円を超えた瞬間にちょっと買っただけでするすると価格が上がるようになる。
これが新高値で買いにエッジが出来る理由だ。

★[小次郎講師]★
今日を含めて過去20日の平均的買い値(=平均的売り値)を示したものが20日移動平均線

☆[ムサシ]☆
なるほど、新安値はその逆の考え方ですね。
昔から、新高値・新安値は買いチャンス売りチャンスってよく言われますが、意味をしっかりと聞いたのは始めてでした。よくわかりました。

  【2、抵抗線・支持線のエッジ】

★[小次郎講師]★
続いて、抵抗線・支持線のエッジ。

☆[ムサシ]☆
抵抗線・支持線ってよく聞きますね。
英語ではレジスタンスライン・サポートライン。

★[小次郎講師]★
そうだ。価格が上昇していくとあるところに大きな抵抗が出てくることがある。

☆[ムサシ]☆
抵抗というのはやはり売り指値がいっぱいあるってことですね。

★[小次郎講師]★
そうだ。上記図を見てごらん。
これはドル円のチャートだが、たとえば100円というようなわかりやすい価格は抵抗線になりやすい。

☆[ムサシ]☆
そうですね。
指値の売り注文を出すときも、100円というような節目の価格では出しやすいですものね。

★[小次郎講師]★
それだけじゃないぞ。
売り方としては100円のラインだけは超えさせたくないという思いが強いから100円を超えたら一気に売りを仕掛けてくる。
それにより、100円を超えたら売られる、100円を超えたら売られるということが繰り返される。
それが抵抗線。

☆[ムサシ]☆
なるほど。確かにそうなってます。

★[小次郎講師]★
かし、買い方が勢いづくとどこかで、100円という壁も打ち破られる。
買い方の勝利だ。

☆[ムサシ]☆
ぱちぱちぱち。

★[小次郎講師]★
すると今度は買い方はどんなことがあっても昔には戻りたくないということで、100円だけはキープしたいと思う。
だから100円に近づくと買い支える。

☆[ムサシ]☆
それがサポートライン(支持線)ですね。

★[小次郎講師]★
そのサポートラインが有効だということが確認されれば、もう下には下がらないわけだから、安心して買えるとなって値段が上に跳ね上がっていく。

☆[ムサシ]☆
確かに。

★[小次郎講師]★
どういうところが抵抗線になるかと言うと…..

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