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【第84回】 チャート分析の基本その3

2016.08.12掲載

皆さん、こんにちは、小次郎講師です。

 

 

 

こんにちは。助手のムサシです。

 

★ 【小次郎講師】 ★
今回は「チャート分析からエッジを発見する」というテーマ。

☆ [ムサシ] ☆
よろしくお願いします。

【1、エッジとは?】

★ 【小次郎講師】 ★
エッジとは前回説明したが優位性。価格変動の中で売り勢力と買い勢力のバランスが崩れ、売方有利、買方有利と言った状況が訪れること。

☆ [ムサシ] ☆
その有利な状況というのはせいぜい6対4、あるいは7対3くらいだと教わりました。

★ 【小次郎講師】 ★
そうだね。買いが多ければ価格は上がる、売りが多ければ価格は下がる。とすると現在の価格は買方と売方のバランスが取れた状態。このことをしっかりと認識しなければいけない。バランスの取れた状態ということはこれから上がるか下がるかは基本的にフィフティフィフティ。

☆ [ムサシ] ☆
でしょうね。

★ 【小次郎講師】 ★
しかし、ほんのときたま、バランスが崩れる瞬間がある。例え、それが55対45くらいのバランスの崩れとしても、それを知ることが出来れば大変有利だ。

☆ [ムサシ] ☆
なるほど。

★ 【小次郎講師】 ★
ありもしないのに、90対10の状況と勘違いしてしまうことは失敗につながる。

☆ [ムサシ] ☆
確率が高いと思えば思うほど、逆方向に対する意識が希薄になるんですね。

★ 【小次郎講師】 ★
そういうこと。相場に絶対がない以上、逆方向に行ったときにどうするかという認識はとても大事。ところが確率が高いと思えば思うほど、逆方向への対処がおろそかになる。しかもそんな確率が高い状況などないのにだ。確率計算をすると、実は55%程度の優位性があれば、手数料や税金の分を引いてもプラスになる。
☆ [ムサシ] ☆
それくらいの有利さで十分なんですね。

★ 【小次郎講師】 ★
そういうこと。そしてそれくらいの優位性なら市場にはいくらでもある。それにも関わらず、90%以上の確実さを追い求めてないものねだりをするために、逆に墓穴を掘っている。

☆ [ムサシ] ☆
競馬でもそうですね。銀行レースなんてのがありますが、そこで、大きな勝負をすると大抵やられます。

★ 【小次郎講師】 ★
チャート分析とは、価格変動の中で買方と売方の勢力バランスが今、どんな状況かを見極めるためのツールと思えばいい。そして、買いシグナル、売りシグナルとは、その勢力バランスが崩れた瞬間を指す。さまざまなテクニカル指標はさまざまな観点からそのバランスの崩れを発見するべく作られたツールなのだ。

☆ [ムサシ] ☆
なるほど。テクニカル指標がたくさんあるのは、そのバランスの崩れをいろんな角度から眺めているということですね。

【2、エッジの発生する理由】

★ 【小次郎講師】 ★
エッジが発生するとは買方と売方のバランスが崩れること

★ 【小次郎講師】 ★
どういったときにそのバランスが崩れるかを考えてみよう。まずは、抵抗線・支持線の突破。特に過去の最高値というのが大きな抵抗線になることが多く、それを突破すると一気にバランスが崩れる。

☆ [ムサシ] ☆
確かに新高値更新、新安値更新というのは非常に重要だと言われていますね。

★ 【小次郎講師】 ★
では何故、新高値更新、新安値更新というのがエッジになるんだろう?わかるかな?

☆ [ムサシ] ☆
そう言われると・・・。

★ 【小次郎講師】 ★
それを理解することが大事。

小次郎0811

★ [小次郎講師】 ★
たとえばある銘柄が1000円から2000円まで上昇したとする。で、ムサシ君はその途中で買いを作って持っていると思ってくれ。

☆ [ムサシ] ☆
1000円から2000円までの上がっている途中で買いを持っているんですね。

★ [小次郎講師】 ★
そうだ。そして、価格がどんどん上昇していき、順調だ順調だと思っていたら2000円のところで天井を付け、あっという間に下がってしまった。

☆ [ムサシ] ☆
よくあります。

★ [小次郎講師】 ★
するろどんな気持ちになる。

☆ [ムサシ] ☆
しまった。あの2千円のところで売っておけばよかった、という気持ちですよね。

★ [小次郎講師】 ★
だね。そうするとどういう投資行動に出るかな?

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