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【172回】小次郎講師が教えたかったこと4

2019.01.07掲載

 

皆さん、こんにちは、小次郎講師です。

 

 

こんにちは。助手のムサシです。

 

★【小次郎講師】★
長期連載の最終回、皆さん応援本当にありがとう。

☆【ムサシ】☆
ありがとうございます。涙が出てきました。

★【小次郎講師】★
個人投資家の教科書を作ろうという思いで始めさせていただいたこの連載。それがあしかけ5年にも及ぶ連載になろうとは夢にも思っていなかった。

☆【ムサシ】☆
よく続いたものです。

★【小次郎講師】★
それもこれも楽しみにしてくださった読者がいたからこそ出来た話。心から感謝。
そして、この個人投資家を育てるという意図に共感いただき、連載の場を与えてくれたフジトミさんにも心から感謝したい。

☆【ムサシ】☆
本当にありがとうございました。

★【小次郎講師】★
ということで本日は最終講義。今まで伝えたかったことの総まとめだ。

☆【ムサシ】☆
よろしくお願いいたします。

【日本人投資家が勝てないたったひとつの理由】

★【小次郎講師】★
日本人の代表的勘違い。ある銘柄を買う、そして上がったら適当なところに目標価格を設定してそこで決済。下がったら持ち続けて上がるまで待つ。そして上がってきたら適当なところに目標価格を設定してそこで決済。これが投資における1番確実な勝ち組になる方法だと思っている。

【日本人が考える必勝法】
上がると思ってある銘柄を買い、思惑どおり上がったら目標価格で決済
もし思惑はずれて下がったら上がるまで持ち続ける。そして上がったところで決済

☆【ムサシ】☆
こういうタイプの投資家はいまだに多いです。特に株のようにレバレッジもなく、期限もない取引ではほとんどの投資家がこういう考え方から抜け出せていないでしょうね。

★【小次郎講師】★
その他の欠点を上げれば、出来れば毎回勝ちたいと思っている。勝率を意識している。コツコツドカン型である。等々。これらは全て共通している。

☆【ムサシ】☆
えっ、共通しているのですか?

★【小次郎講師】★
そうだ。勝ちたいと思う意識が強すぎるがゆえに逆に負けてしまうという皮肉。ここら辺も投資教育の欠如がもたらしたもの。

☆【ムサシ】☆
ちょっと意味がよくわかりません。

★【小次郎講師】★
勝率の例で説明しよう。日本人は全部勝ちたいと思っているくらいだから、勝率を上げるということに躍起だ。勝率を上げることが勝ちにつながることだと勘違いをしている。

☆【ムサシ】☆
全部勝てるとは思って無いのですが、全部勝つつもりでいってようやく6割勝てる7割勝てるという世界だと思っていますね。最初から6割や7割でいいと思っていたら結果は5割を切ってしまうような。

★【小次郎講師】★
なるほどね。でも結果的にそれが投資スタイルを歪めている。

☆【ムサシ】☆
歪んでるんですか。

★【小次郎講師】★
もし、勝率を意識した投資家だとしよう。勝率を高めることにより、より勝ちやすくなると思っているとする。その投資家が、ある銘柄を買って価格が上がってきたとしたら、その投資家の投資行動はどうなる?

☆【ムサシ】☆
価格が上がっているのだとすると、もちろん早く利益を確定して1回の勝ちを確定したいですね。

★【小次郎講師】★
だろ?持ち続けてさらに利益が膨らむことも考えられるが、いくら利益が出ても勝ちの1回には変わりはない。持ち続けているうちに下がってしまったら負けの1回となってしまう。とすると勝率をアップしたい投資家は上がっているうちに決済したいと思い、利益確定が早くなる。

☆【ムサシ】☆
なるほど。

★【小次郎講師】★
続いて、その投資家がある銘柄を買って価格が下がってきたとしたら、投資行動はどうなる?

☆【ムサシ】☆
下がっているということは、マイナスですから、そこでは決済しません。つまり上がるまで待ちます。

★【小次郎講師】★
となるね。待っているうちにさらに下がるということも考えられるが、どちらにしろ負けの1回には変わりない。もちろん持ち続けているうちに価格が上がってくればプラスに転ずる可能性がある。

☆【ムサシ】☆
だから持ち続けるんですね。

★【小次郎講師】★
だね。ところが持ち続けるとさらに下がるということがしばしばある。そのために勝率を意識する投資家は利益確定が早くなり、損切りが遅れるという性質がある。つまりコツコツドカンだ。

☆【ムサシ】☆
コツコツ儲けて、ドカンとやられるというやつですね。よく講師の講義にでてきましたね。

★【小次郎講師】★
これが日本人の典型的負けパターン。それがわかっているならこのコツコツドカンから脱却することが勝ち組投資家になるための特効薬とわかる。

☆【ムサシ】☆
なるほど。で、コツコツドカンから脱却するにはどうしたらいいですか?

★【小次郎講師】★
「損小利大」投資の鉄則でありながら日本人が1番苦手とするものだ。コツコツドカンとは「損大利小」ということ。実は日本人の間違った投資の必勝法の考え方や、全部勝ちたいと思うこと、勝率を意識していることなどが、すべて結果として「損大利小」につながっている。

☆【ムサシ】☆
なるほど。そうだったんだ。

★【小次郎講師】★
投資で勝つために必要な数字が二つあることはこの講座で繰り返し教えた。「勝率」と「リスクリワード比率」だ。この二つの数字の関係においてはじめて勝つということが成立する。それにも関わらず、日本人は「勝率」は全ての投資家が知っている。計算式も分かっている。ところが、「リスクリワード比率」は知らない人が多い。そのため歪んだ投資行動になっている。

☆【ムサシ】☆
リスクリワード比率。確かに習いました。「平均利益÷平均損失」でしたね。



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