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【第97回】 ローソク足の基本その11

2016.11.10掲載

皆さん、こんにちは、小次郎講師です。

 

 

 

こんにちは。助手のムサシです。

 

★ 【小次郎講師】 ★
今回もローソク足2本の型の続きだ。今回は『かぶせ線』とその仲間。

☆ 【ムサシ】 ☆
いろいろな種類があるんですね、『かぶせ線』知らなかったです。今回もしっかりと解説をお願いします。

★ 【小次郎講師】 ★
うむ、それでは始めていこう。

【1、かぶせ線とは?】

★ 【小次郎講師】 ★
かぶせ線とは陽線・陰線の並び順で、姿形はこのようなもの。
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【かぶせ線】
・前日が陽線で、次の日が陰線の並び順
・前日の陽線の高値より高く始まり、終値が前日の実体の中に大きく食い込む線
・意味合い、前日の上昇ムードを打ち消して下落ムードに。

☆ 【ムサシ】 ☆
これは陽線・陰線の並び順でなくてはいけないんですか?陰線・陽線のかぶせ線はないんですか?

★ 【小次郎講師】 ★
今まで勉強してきた「包み線」「はらみ線」「たすき線」などは陰陽の並び順がどちらが先でも良かった。ところがこの『かぶせ線』は陽線・陰線の並び順だけを言う。

☆ 【ムサシ】 ☆
この形をしっかりと覚えておけばいいんですね。大きな陽線が出て、上昇ムードになったところ、翌日せっかく高く始まったのにその後大きく下がって終了するわけですから、上昇ムードの打ち消しというのはよくわかります。
ただ、陰線・陽線の順番のかぶせ線もあって良さそうな気がしますが。次の図のような。
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★ 【小次郎講師】 ★
当然、そう思うよな。実はそれはあるが名前が違う。

☆ 【ムサシ】 ☆
なるほど、名前を変えて存在するのですね。なんて名前なんですか?

★ 【小次郎講師】 ★
実はたくさんある。

☆ 【ムサシ】 ☆
え?たくさんあるんですか?陽線・陰線の並び順がかぶせ線しかないのに、逆はたくさんあるんですか?意味がわからない。

★ 【小次郎講師】 ★
この逆の並び順がたくさんあるというところに、ローソク足の極意が隠されている。ほとんどの人が気がついていないがね。
☆ 【ムサシ】 ☆
極意!?教えてください。

【2、あて首線・入り首線・差し込み線・切りこみ線とは?】

★ 【小次郎講師】 ★
陰線・陽線の並び順で1本目に大きく下がり、2本目で1本目の安値よりさらに安い価格で始まった陽線には次の4種類の型がある。
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☆ 【ムサシ】 ☆
ほんとだ。4種類ある。ヒゲのあるものとないものがありますが、関係ありますか?

★ 【小次郎講師】 ★
ヒゲは直接関係ない。あくまで実体を中心に型というものは出来ている。もちろん、長いヒゲがあれば分析結果は違うものになるがね。

☆ 【ムサシ】 ☆
短いヒゲは無視して考えればいいんですね。

★ 【小次郎講師】 ★
そうだ。4種類の型の違いを説明する。同じところは①前日が大きな陰線。②翌日が前日の安値よりさらに安いところから始まるというところ。

☆ 【ムサシ】 ☆
なるほど、4つとも確かにそうですね。

★ 【小次郎講師】 ★
その中で『あて首線』とは陽線の高値が前日の安値近辺で終わるもの。入り首線とは陽線が少しだけ前日の実体に食い込むもの。『差し込み線』は陽線が大きく前日の実体に食い込むもの。但し、終値が前日の実体の中心まではいってない。ここがポイント。『切りこみ線』は陽線が前日の実体の中心を超えて上がっているもの。つまり終値は前日の陰線の実体の中心より上で終わっている。
それぞれ微妙な違いだが、意味合いが異なるので、ちゃんと覚えておきたい。

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