2016.10.14掲載
皆さん、こんにちは、小次郎講師です。
こんにちは。助手のムサシです。
★ 【小次郎講師】 ★
本日はローソク足の基本「型」 の話をしたい。
☆ 【ムサシ】 ☆
型!?ですか?
様々なテクニカル分析や酒田五法について学んできましたが、今回は何が違うんですか?
★ 【小次郎講師】 ★
もちろん様々な分析手法も大事だ。ただ、ローソク足についてはそれ単体で重要な意味を持つ「型」が多く存在する。今回からは知っているようで知らない「型」をしっかりと伝えたい。
☆ 【ムサシ】 ☆
よろしくお願いします。
★ 【小次郎講師】 ★
そもそも、海外のチャートbarchart(バーチャート)とローソク足が決定的に違うのは、ローソク足は「型」を持っていることだ。
☆ 【ムサシ】 ☆
柔道みたいですね。
★ 【小次郎講師】 ★
型には1本の型、2本の型、3本以上の型があり、これを見るだけで相場の現状がわかるという優れもの。
☆ 【ムサシ】 ☆
型を見るだけで現状分析が出来るんですね?
★ 【小次郎講師】 ★
そう。型を知っていることはチャート分析の大いに力になると言っておこう。
今回はこの基本の型をしっかりと説明する、ちゃんとついてくるんだぞ!
☆ 【ムサシ】 ☆
はい、わかりました。型を見るだけで現状分析ができるなら、しっかりと覚えないと!!
★ 【小次郎講師】 ★
まずは、実体の大きな陽線が大陽線、実体の大きな陰線が大陰線。
☆ 【ムサシ】 ☆
実体とはローソク足の四角い部分でしたね。いままで勉強しているので、この辺りはバッチリです。
★ 【小次郎講師】 ★
そうだ。さらに大きなものを超大陽線、超大陰線と呼ぶ。
☆ 【ムサシ】 ☆
超大陰線ですか!?それはしりませんでした。ところで実体がどれくらい大きくなったら大陽線と言い、どれくらいから超大陽線と呼ぶんですか?
★ 【小次郎講師】 ★
残念ながらこれは決まりがない。古来の技法は全て大雑把で、使う人によって微妙に違ってくる。
☆ 【ムサシ】 ☆
そうなんですね。
★ 【小次郎講師】 ★
大陽線、大陰線が1本だけで流れを変えてしまうくらい重要な線だというのはわかるね。超大陽線、超大陰線はさらに重要な線となる。
☆ 【ムサシ】 ☆
はい、わかります。
★ 【小次郎講師】 ★
この大陽線でひげのないものを陽の丸坊主、大陰線でひげのないものを陰の丸坊主と呼ぶ。これも大事だ。
☆ 【ムサシ】 ☆
つまり通常の大陽線・大陰線にはひげがあっても構わないんですね。
★ 【小次郎講師】 ★
そうだ。実体とひげの関係は実体が相場の勢いを示し、ひげが買方と売方の戦いの激しさを示すと教えた。
☆ 【ムサシ】 ☆
ちゃんと覚えています。
【ローソク足の基本】
・実体の大きさ・・・トレンドの強さを表す
・ひげの長さ・・・・買方売方の戦いの激しさを示す。
★ 【小次郎講師】 ★
ということは大陽線でひげがないことの意味は買方が一方的に強い状態、大陰線でひげがない意味は売方が一方的に強い状態を指す。つまり陽の丸坊主、陰の丸坊主とはとても勢いの強い型であることがわかる。「陽の丸坊主」「陰の丸坊主」は必ず覚えておきたい。
☆ 【ムサシ】 ☆
はい。使うとなんかかっこいいですね。「陽の丸坊主が出ましたね」なんて。
★ 【小次郎講師】 ★
かっこで相場をしてもいい結果にはつながないがね。
☆ 【ムサシ】 ☆
すみません。相場の転換となりやすい、「陽の丸坊主」「陰の丸坊主」しっかりと覚えておきます。
【2、寄付き坊主・大引け坊主】
★ 【小次郎講師】 ★
続いて、「「陽の寄付き(よりつき)坊主」、「陽の大引け(おおびけ)坊主」。寄付き坊主は下ひげのない陽線、大引け坊主は上ひげのない陽線の事を指す。逆に陰線の場合は「陰の寄付き坊主」、「陰の大引け坊主」と呼ぶ。
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