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【第162回】投資の基本「投資リテラシーとは?」その4

2018.08.24掲載

 

皆さん、こんにちは、小次郎講師です。

 

 

こんにちは。助手のムサシです。

 

★【小次郎講師】★
さて、今回は「投資家適性テスト」の続き。

☆【ムサシ】☆
どきどきです。

★【小次郎講師】★
これに不合格な人は投資に参加しないように!と言っているが今日のテストは特に難しく、この理解が低いために一般投資家はなかなか儲けられない。

☆【ムサシ】☆
聞く前から緊張します。

★【小次郎講師】★
前回、朝三暮四の話をしたね?

☆【ムサシ】☆
猿にえさをやる話ですね。朝3つやって夜4つやるか、朝4つやって夜3つやるか、どちらも同じなのに朝4つの方を喜ぶという人間心理ですね。いや猿心理と言うべきか。

★【小次郎講師】★
まあ、人間は猿以下かもしれない。朝3夜4と朝4夜3の比較ならまだしもだが、朝3夜5より、投資家は朝4夜3を喜ぶかもしれない。

☆【ムサシ】☆
そんな馬鹿な。

★【小次郎講師】★
結論から言うが、利益が出ている銘柄の利益確定を急ぎ、損切りを後回しにする投資家はほとんどが負け組だ。それが朝4夜3を喜ぶタイプ。

☆【ムサシ】☆
まあ、猿と一緒ということですね。でも、そういうタイプの投資家多いでしょうね。

【投資家適性テスト最上級編】

★【小次郎講師】★
正しい投資行動は損切りを早めにして、利は伸ばすということ。どの投資の本にも書いてあるが、これが人間の生理と真逆でわかっていても出来ない。放っておくと、投資家は必ず、利益確定を早めにして、損切りは先送りするという投資行動になる。

☆【ムサシ】☆
そうですね、普通そうだと思います。利益がでると嬉しいですし。

★【小次郎講師】★
それは間違っているのだけど、間違っていることさえわからない。それは実は下記の心理があるからだ。これから間違った考え方を紹介する。あらかじめ間違っていると宣言するのだから、簡単にわかりそうだが、これがどこが間違っているのかなかなかわからない。わからないどころかなるほどと思ってしまう。

☆【ムサシ】☆
間違い探しですね。

★【小次郎講師】★
そうだ。これから説明することがどこが間違っているか正しく指摘せよ。これからする話は「利益確定を優先し、損切りは先延ばしにしなければいけない」という理論の具体例。

☆【ムサシ】☆
利益が出ている銘柄の利益確定を優先し、損が出ている銘柄の決済は先延ばしにするのですね。講師の説明とは真逆ですが、よくある一般投資家の投資行動ですね。

★【小次郎講師】★
これを直すことが投資家として成功するための一番大事なことなのだが、一番出来ない。

☆【ムサシ】☆
そうですね。私もいろいろな銘柄を持ったときに、利益が出ているものから決済し、損が出ているものはどうしてもプラスになるまで待ちたいと思っちゃいますね。

★【小次郎講師】★
それが投資の大鉄則「損小利大」が出来ない1番の理由。日本人投資家のほとんどがコツコツドカン型だ。

☆【ムサシ】☆
講師がいつも仰る、コツコツ儲けて、ドカンとやられるというタイプですね。典型的な損大利小パターンです。

★【小次郎講師】★
何度も言うが、これからする話は間違った解説。
では始めるぞ。ムサシ君、いろいろな銘柄を持っていると利益が出ている銘柄とマイナスの銘柄があるよな。そのときには必ず、利益が出ているものから決済し、損失のものは利益が出るまで待たなければならない。何故なら・・・

☆【ムサシ】☆
ちょっと待った!すでに間違っています。それは先ほど講師がおっしゃった真逆です。

★【小次郎講師】★
まだ早い。これからその理論の根拠を例をあげて示すから、その例のどこが間違っているかを考えよ。

☆【ムサシ】☆
すみません。

★【小次郎講師】★
続けるぞ。
何故なら。このようなケースを考えてみよう。両建てのケースだ。同一銘柄で例えば2000円のときに、1万株の買いと1万株の売りを仕込む。

☆【ムサシ】☆
つまり、現在同じ銘柄で2000円の買い1万株と2000円の売り1万株を持っているのですね?

★【小次郎講師】★
そうだ。この同一銘柄同値同量の両建てはその後価格がどこまで上がってもどこまで下がっても、損失も利益もない。これはわかるな。

☆【ムサシ】☆
上がったら買いが利益になりますが、その分売りが損失になります。下がれば買いはマイナスになりますが、その分売りがプラスになります。つまり価格がどう動いても全体としては損も得もない。これはすんなりと理解できます。

★【小次郎講師】★
よし、ここまではOKだね。つまり、将来売っている株と買っている株を同時に決済するならどこで決済しても手数料を除いて損益はない。しかし、決済するタイミングを買いと売りとで分けると当然損益が出てくる。

☆【ムサシ】☆
別々に決済するのですね。当然、プラスになったりマイナスになったりしますね。

★【小次郎講師】★
価格は上がったり、下がったりする。例えば、価格が上昇したときに買っているものを決済し、下降しているときに売っているものを決済したらどちらも利益。

☆【ムサシ】☆
つまり、たとえば、価格が2500円になったときに買ってる株を決済して、その後1500円になったときに売っている株を決済すればどちらも利益ということですね。

★【小次郎講師】★
そうだ。それに対して、価格が下がっているときに買っているものを決済し、上がっているときに売っているものを決済したらどちらも損失。



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